EspLog

アニメ、鉄道、ゲーム、コンピューターなどサブカルチャー系を綴る個人ブログ。マイペースにやっております。

160円で2府3県 JR大回り乗車の旅 ~関西編 vol.1~

f:id:esupi7:20160127201703j:plain

(↑) 当記事キービジュアル

2015年8月22日、JR大回り乗車の旅に行って参りました。今回は関西編vol.1
過去にも何度か大回り乗車をしたことはあるのですが、今回初めて本格的な大回り乗車にチャレンジしたのでミニ旅行記としてまとめます。
今後大回り乗車しようと思っている方にも参考になるよう行程,写真紹介などしていきます。

JR大回り乗車とは…?

大都市近郊区間の特例やICカードを使用した時の運賃計算方法を利用して目的駅まであえて遠回りすること。鉄道ファンの中でも特に乗り鉄(電車に乗ること自体が好きな人)がよくする行為です。不正乗車(キセル)に該当する行為ではなく、JRの特例を拡大解釈した結果そうなってしまったものです。JR側も容認している立派な合法行為です。

これにより例えば隣の駅まで120円の切符を購入して何百キロと電車に乗ることが可能となります。ただし様々な条件があり、一歩間違えるとキセルになることもあります。特例の正しい理解が大切です。

参考サイトです。大回り乗車について非常に詳しく説明されています。興味のある方は是非ご覧ください。↓

ats-s.sakura.ne.jp

ルート紹介

f:id:esupi7:20160127201947p:plain

(↑) 今回のルート
素材提供:JR大回り乗車ガイド|超格安の旅を徹底解説!
JR大回り乗車を初めて知るきっかけとなったサイトでもあります。

今回のルートはコチラ。奈良を経由して京都や草津まで行き、大阪まで東海道線で戻るルートは今まで何回もしたことあります。ということで今回は初めて北陸本線、湖西線を利用して琵琶湖1周するルートを計画してみました。赤線がルート、緑円がスタート駅とゴール駅、青円が乗り換え駅です。

全行程所要時間は6時間58分。営業キロ合計は337.6km。僕にとっては少々過酷な旅になる予感…。

ちょっとした旅の始まり

2015年8月22日午前7時。今にも雨が降りそうな曇り空。大阪屈指の大ターミナル「天王寺駅」から旅はスタートします。ギリギリ到着したので焦りながらコンビニで食料を購入してホームへ急ぎます。

f:id:esupi7:20160127202149j:plain

(↑) 阿倍野歩道橋から見た天王寺駅

7時間近くお世話になる切符。今回は天王寺→JR難波間を160円で購入しました。最後まで大切に持っておきます。焦りながら撮ったので少しブレちゃいました。

f:id:esupi7:20160127202205j:plain

(↑) 購入した切符

プチ旅の玄関です。改札の数がすごい。

f:id:esupi7:20160127202222j:plain

(↑) JR天王寺駅中央改札

改札入ってから思ったことがあって、食料足りるかなあ、と。今年の1月末から草津駅の改札内コンビニが工事で一時閉店していることもあって、次の食料は恐らく大阪まで買えなさそうな感じ。大回り乗車勢にとっては早く草津駅に改札内コンビニができて欲しいです…。

1.天王寺→加茂 (大和路線普通 加茂行)

7:09、16番のりばより天王寺駅出発です。時間ギリギリだったので電車の撮影はできませんでした。夏休み休日ということもあり、ホームはかなり混雑気味。加茂行ですから亀山方面に行く方もいることでしょう。初めて知ったんですけど早朝時間帯は普通電車でも221系なんですね。加茂からは折り返し大和路快速になる感じかな?

久宝寺駅からやっと座れました。早起きで半分開いてない目をこすりながら車窓をうとうと眺め…。大和路線は都心部から少し離れただけで自然溢れた車窓を楽しめる路線です。柏原市から奈良県境にかけて大和川との交差を繰り返すところが車窓ポイント。今回の大回り乗車で撮った写真ではありませんが、こんな感じ。

f:id:esupi7:20160127202629j:plain

(↑) 2015年4月頃の大回り乗車の時に撮影した河内堅上駅付近

天王寺から乗って30分も経ってませんがこんな光景が楽しめます。高さもあって面白いです。

乗り慣れている路線でもあり、奈良駅到着まであまり記憶ないです。もったないですけど多分半分寝てました。160円にもったいないとか言うのもなんですけどね。

奈良駅では10分弱の停車をして、再び発車。奈良駅でほとんど人は降りちゃってました。京都線を経由して加茂方面へと列車は向かいます。この時少し雨がぱらついてました。

8:13、加茂駅到着です。普通とはいえ駅間も長く、なんせ221系だったので終始快速気分でした。
今度は加茂からJR難波に向けて大和路快速になるのかと思いきや。

f:id:esupi7:20160127202653j:plain

(↑) 加茂駅停車中の221系

回送・試運転になってました。まだこういった知識量が浅くわかりませんが…これからどこに行くのでしょうか。

2.加茂→柘植 (関西本線普通 亀山行)

続いては関西近郊区間で最も田舎路線であろう、関西本線の加茂→柘植区間です。個人的には結構気に入っている区間。列車は2両編成ディーゼル車です。オールロングシートで、トイレも付いているみたいです。

f:id:esupi7:20160127202848j:plain

(↑) 柘植駅停車中のキハ120系

めちゃ本数少ないです。全国的にはもっと少ないところもあると思いますが。

f:id:esupi7:20160127202911j:plain

(↑) 2015年4月頃の大回り乗車の時に撮影した加茂駅時刻表

8:16、加茂駅出発です。乗り換え時間は3分と抜群の接続。個人的にもうちょっと時間欲しかったですけどね。大和路線普通下車したほとんどの人が短い電車に駆け込んでいってました。

ディーゼル車独特の音、揺れが面白いです。発車するときにエンジンが唸る音、アイドリング中のバスみたいな揺れ。いつも乗っている通勤系列車との大きな違いを楽しめました。関西本線は木津川に沿うように走る路線です。撮影したくなる車窓がたくさんあったのですが意外にも車内混雑しており撮影は厳しかったです。

小さな車両とはいえ混雑していたのでかなり賑やかでした。BBQに行く家族連れ、ロードバイクを積んで乗っている人など地元民以外にも多くの観光客が乗ってました。中には僕の同志らしい人もいらっしゃいました。

電車はのんびり40km近く進み、9:11、柘植駅到着です。ちょうど駅に着いた頃、すでに高く昇った太陽が現れ急に蒸し暑くなってきました。

f:id:esupi7:20160127202931j:plain f:id:esupi7:20160127202948j:plain

(←↑) 柘植駅ホーム(亀山方面) | (↑→) 柘植駅名標

柘植駅にはこんな建物も。ランプ小屋と呼ばれる煉瓦積みの危険品庫です。明治時代開業時に建てられたもので残っています。(左奥部)

f:id:esupi7:20160127203029j:plain

(↑) ランプ小屋(中央やや左)

3.柘植→草津 (草津線普通 草津行)

加茂駅,柘植駅は接続悪いことが多いのですが、この日組んだスケジュールはどちらも抜群の接続。すでに草津線の電車が到着していました。急ぎながらもトイレを済まし、駅内を撮影した後、電車に駆け込みました。草津線はほとんどの駅でドアは手動扱いです。旧車両の名残なのか現車両と駅ホームでは結構な段差があります。

今回の電車は221系。大和路線で乗ったものと同じです。221系はここ数年に草津線に導入されたと聞きました。

f:id:esupi7:20160127203124j:plain

(↑) 草津駅停車直後の221系

9:20、柘植駅出発です。221系なので乗り心地は良いですが、少し寂しくも感じました。以前草津線を利用した際は初代新快速でお馴染みの113系でした。乗り心地がいいというわけではありませんが、車内の雰囲気は113系の方が車窓とマッチしていると思います。

f:id:esupi7:20160127203217j:plain

(↑) 2015年4月頃の大回り乗車の時に撮影した柘植駅停車中の113系

山に囲まれた田んぼや畑のあるのどかな地帯を走り抜けます。とはいえ利用客は多いようです。2つ上の写真でわかるように草津駅に到着の際、かなり多くの方が乗っていたことがわかります。検札地帯らしいですが、これまでの2回の乗車で検札に遭遇したことは無いです。柘植駅が無人になる時間には検札を行うのでしょうか。

f:id:esupi7:20160127203231j:plain

(↑) 草津線のどこか(忘れた)の車窓

前回乗った時はほとんど寝てしまったので今回はばっちしずっと起きていました。駆け抜けていて非常に気持ちいい路線でした。

意外とあっという間に、10:08に草津駅に到着しました。案の定改札内にコンビニはありませんでした…。

4.草津→近江塩津 (新快速 米原経由近江塩津行)

ここからしばらく速い速い新快速を利用します。今までは草津駅から大津など経由して京都方面に向かうことがほとんどでしたが、今回はさらに東へ、そして北へと行きます。

乗り換えまで少し時間があったので適当に駅を探索しました。改札の近くにでっかいスタンプがあったので押しました。北陸新幹線いつか乗りたいです。

f:id:esupi7:20160127203447j:plain f:id:esupi7:20160127203610j:plain

(←↑) 草津駅スタンプ | (↑→) 草津駅ホーム(米原方面)

そうこうしているうちに新快速がやっていました。225系です。国鉄車両もいいけど今の車両もやっぱかっこいい!焦って撮ったせいかカメラに指映ったので正方形にカット。

f:id:esupi7:20160127203624j:plain

(↑) 草津駅入線中の225系

10:21、今日一番の加速力で草津駅出発。琵琶湖南東側の水田地帯をさっそうと駆け抜けます。ちょっとおなか空いたのでコンビニで買った食料解禁。琵琶湖線って名前だけどほとんど琵琶湖見えないんですね。あとの湖西線に期待です。

相変わらず新快速の速さは在来線にしてはすごいもんです。あっという間に米原まで着きました。米原では後ろ8両が米原止まりのため切り離し。10分程度の停車後、前4両のみが北陸本線を走り終点近江塩津まで向かいます。

米原停車中、全然詳しくないのですがJR東海っぽいオレンジの車両を見つけたので車内から無理やり撮りました。あとで調べると313系という普通,快速に使われる車両みたいです。ちなみに左奥のホームは東海道新幹線米原駅です。

f:id:esupi7:20160127203708j:plain

(↑) 米原駅停車中の車窓

ここからは北陸本線、各駅停車に変わります。長浜方面、近江塩津まで行きます。こちらの方面は昔スキーに行ったことある程度でかなり久々です。米原を出るとまたすぐにのどかな地帯になりました。わかりずらいですが奥の方に琵琶湖が見えます。

f:id:esupi7:20160127203723j:plain

(↑) 米原出てスグくらい

ん~と。木之本→近江塩津で撮った写真なんですけど正確にどこかわからないです。奥の湖が余呉湖としたら余呉付近でしょうか。なんか綺麗だったので紹介だけ。

f:id:esupi7:20160127203746j:plain

(↑) 多分余呉湖付近

結構乗っている人多かったので、みんなどこで降りるのかなーと思ってたんですけど結局みんな近江塩津で降りてました。鉄道ファンの方も多数いました。
琵琶湖を半周し、11:34、近江塩津駅到着です。

スポンサーリンク

 

5.近江塩津→大阪 (湖西線経由播州赤穂行)

スタート駅の天王寺駅から最も離れている近江塩津駅にやってきました。ここから新快速で122.4km一気に大阪まで帰ります。

f:id:esupi7:20160127203953j:plain

(↑) 近江塩津駅名標

このまま近江塩津から北に2駅で福井県の敦賀まで行けます(もし行ったら特例区間外なのでキセルになりますが…w)。もうそんなところまで来てしまったのか…というなんとも言えない感じです。駅名標見て初めて知ったんですけど「おうみしおつ」なんですね。もし検札来て「おうみしおづまで行って折り返します」とか言ってたら恥ずかしかった…。

全部で6線もあり、縦幅だけでなく横幅も広い駅でした。そしてこの美しいほどの直線。通過線ではサンダーバードなどが通過していきます。

f:id:esupi7:20160127204005j:plain f:id:esupi7:20160127204012j:plain

(←↑) 近江塩津駅ホーム | (↑→) 近江塩津駅通過線

間もなくすると、敦賀方面から223系新快速がやってきました。先程の新快速から降りた客のほぼ全員が乗り換えていました。駅の周りは何にも無いと言ったら失礼ですけど小さな集落がある程度です。湖西線の乗り換え(関西近郊区間の末端)駅で無かったら、随分静かな駅になっていたでしょう。

f:id:esupi7:20160127204120j:plain

(↑) 入線中の223系

11:40、近江塩津駅出発です。ここから1時間48分と長い乗車です。

琵琶湖側(左側)に座りたかったのですが、窓側は既に満席。諦めて近江今津駅まで右側に座りました。

近江今津駅では連結作業が行われました。4両編成の新快速がここで8両編成の車両と連結し、近江今津駅からは12両編成で運転となります。連結完了後停車中に前の8両に移動し、無事左側の席をゲット。琵琶湖を眺めることができました。

f:id:esupi7:20160127204129j:plain

f:id:esupi7:20160127204144j:plain f:id:esupi7:20160127204147j:plain

(↑) 近江今津→新旭間 (3枚とも)

天気も徐々に回復し、琵琶湖は非常に綺麗でした。3枚目の写真では海水浴をしている人がチラホラいました。

近江舞子駅まで各駅停車です。新快速は近江舞子駅出発後から本気を出します。湖西線は全て高架であることもあり、めちゃくちゃ速いです。琵琶湖を横目にあっという間に滋賀を抜け、京都、そして降車駅の大阪駅へと向かいます。旅の疲れからか、山科駅から新大阪駅までの記憶が全く無いです。新快速の乗り心地の良さについ爆睡してしまいました…w。

13:28、気づけばあっという間に大阪駅到着。久々の大阪です。

そういや湖西線は検札地帯と聞いていましたが検札は無かったですね。近江今津駅発車直後は車掌が慌ただしく車内を移動していましたが検札してるわけじゃなかったです。

6.大阪→今宮 (JR大阪環状線普通)

JR大阪都心の大動脈、大阪環状線を利用してゴールへ近づきます。当初の予定では13:33発の電車に乗る予定だったんですが、あまりに空腹だったので売店で食料購入&補給。

f:id:esupi7:20160127204307j:plain

(↑) 3F南北連絡橋で環状線ホームへと向かう

13:48、大阪駅出発の大阪環状線普通電車に変更しました。大阪駅は相変わらず大混雑。お馴染みオレンジボディーの103系に乗車。内回りで今宮駅まで行きます。しかし、2016年から323系という新車両が環状線に導入されるみたいですね。楽しみな反面、103系や201系が消えていくのは寂しいですね…。

14:03、今宮駅到着です。ホームが結構カーブしているため、停車中電車は斜めに傾いた状態です。降車の際は注意しましょうね。

f:id:esupi7:20160127204334j:plain

(↑) 今宮駅停車中の103系

7.今宮→JR難波 (大和路線普通 JR難波行)

いよいよ最後の乗り換えです。JR難波駅は関西本線の終点となっている駅です(起点は名古屋駅)。関西本線の一部である大和路線の普通を利用して、一駅で終点のJR難波駅に着きます。

14:05、今宮駅出発。14:07、JR難波駅到着です。7時間近くの旅でしたがあっという間でした(そのうち2時間弱寝てますが…w)。

最後にお世話になった黄緑色の201系です。奥は221系。

f:id:esupi7:20160127204438j:plain

(↑) JR難波駅停車中の201系と221系

ちなみに、JR難波駅の車止めはこんな感じ。結構奥の方までトンネルが掘られてました。

f:id:esupi7:20160127204448j:plain

(↑) JR難波駅の車止めとその奥

というわけで、無事JR難波駅に到着。駅名標パシャリ。JR難波駅は大和路線唯一の地下駅です。難波周辺駅の中でも御堂筋や日本橋付近から西に離れていることもあり利用者は他社路線に比べ少なめです。

f:id:esupi7:20160127204514j:plain

(↑) JR難波駅名標

あとは改札を出るだけ。合法とはいえ160円で7時間近くも電車に乗ってるので改札を出れるか心配になります。もちろんキセルじゃないので出れて当然なんですけどね。記念に切符を持って帰りたいと思い、有人改札の方に行きました。ここで「記念にください」と言うと、切符を手作業で無効にしてもらって、そのままもらえます。

f:id:esupi7:20160127204529j:plain

(↑) 今回の大回り乗車でお世話になった切符

左上がスタートの天王寺駅改札に通した時の穴、真ん中の穴が有人改札であけてもらった穴です。豪快に真ん中をあけられちゃいましたけどまあいいでしょう。わざわざ記念印も押してくれます。有人改札がすいているタイミングにお願いしに行きましょう。

編集後記

f:id:esupi7:20160127204608p:plain

(↑) 今回の乗車経路
素材提供:JR大回り乗車ガイド|超格安の旅を徹底解説!

旅当日から1週間近く経ってからまとめてみました。それでも随分記憶が鮮明なほど楽しかったです。大回り乗車が可能な関西近郊区間では、まだ東海道線の尼崎以西,加古川線,嵯峨野線,万葉まほろば線,和歌山線はまだ達成できてません。神戸方面はなかなか行きにくいですが、和歌山線は近いうちに達成したいと思ってます。3時間近くロングシートに座ると聞いたので少し心配ですが…。

大回り乗車といえば検札がお馴染みですが、僕は4,5回の大回り乗車で1回も検札に遭遇したことないです。毎回検札用に説明するための行程表をプリントして持ち歩いてるんですけどね。そういうのが減っているのか、たまたまなのかわかりませんが、ここまで来ると逆に検札に遭遇してみたい気持ちもあります。まだ達成していない和歌山線は検札地帯らしいので今後楽しみです。

ここまでご覧になった方ありがとうございます。この記事を見て少しでも「大回り乗車」の魅力を感じてもらえれば嬉しいです。