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アニメ,鉄道,アウトドアを中心にesupiが綴る個人ブログ。マイペースにやっております。

丹沢山地「塔ノ岳」、急勾配の政次郎尾根を登る!【ゆるっ登山】

季節は夏に突入。高尾山、大山に続き、今度は1500m近い山に登っていきます! シリーズ『ゆるっ、今回は神奈川県丹沢山地にある「塔ノ岳」です。

もともと8月に更新する予定でしたが、資格勉強などで忙しくなり大変更新遅れました。

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当記事アイキャッチ画像 (以下該当写真に※印)

前回の大山に続き、今回も丹沢山地に属する山です。8月の富士登山に向けての練習として選びました。塔ノ岳は「歩く距離が長い」「傾斜の緩急が激しい」という地理的特徴を持っていながらも、全体的な難易度はそれほどでもないとされてます。よって今後色んな山に登っていきたい初心者にはピッタリです。景色が非常に良いという評判も...! ゆるく楽しみながらスキルアップ目指して、塔ノ岳、登っていきます!

シリーズ自体の詳細は以下ページにまとめています。当シリーズの他の記事や今後の登山予定をご覧になりたい方は是非チェックしてみてください。

blog.esupi.jp

前回

blog.esupi.jp

データ

これまでを総合したデータはシリーズ案内ページにまとめています。

登頂した山

塔ノ岳 - トウノダケ (1491m)

神奈川県の丹沢山地に属する山の1つです。頂上から見える景色が非常に良く、比較的登りやすいということで、丹沢山地の中でも特に人気が高い山となっています。前回登った丹沢大山の最寄り駅である伊勢原駅の4つ隣の渋沢駅が塔ノ岳の最寄り駅です。

難易度: [中級] Lv40 (やまクエ参照)

www.yamaquest.com

タイムテーブル

2018年7月8日(日) 09:42~17:40 (7時間58分) (日帰り)

上り:264分 / 下り:135分

09:42 - 大倉バス停 [発]
--> 86分 (戸川林道) -->
11:08 - 作治小屋 [着]

11:13 - 作治小屋 [発]
--> 99分 (政次郎尾根) -->
12:52 - 政次郎ノ頭 [着]

13:10 - 政次郎ノ頭 [発]
--> 54分 (表尾根) -->
14:06 - 塔ノ岳山頂 [着]

15:25 - 塔ノ岳山頂 [発]
--> 135分 (大倉尾根) -->
17:40 - 大倉バス停 [着]

上りは戸沢と政次郎尾根を経由して政次郎ノ頭に着いた後、表尾根を歩いていって山頂を目指すコース。下りは塔ノ岳で最も定番的なコース「大倉尾根ルート」でサクサクと下っていきます。

天気

曇り

雨は降ることなかったですが、1日を通して雲が広がっていました。太陽は時折顔を見せる程度。濃霧によって視界不良になることもしばしばありました。

ルート詳細

【距離】15.9km / 【標高差】1200m

大倉バス停

時刻は午前9時、神奈川県秦野市にある小田急渋沢駅にやってきました。前回登った大山の最寄り駅である伊勢原駅から4駅先になります。駅構内には僕たちと同じようにこれから登山しそうな方がちらほらと。あっ、今回も友人H君と同行です。

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渋沢駅北口

渋沢駅から出ている神奈中バス「渋02」大倉行きに乗り、15分ほどで終点の大倉バス停に到着します。割と綺麗に整備されたバス停です。ここが塔ノ岳登山のスタート地点になります。県立秦野戸川公園の入り口にもなっています。

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大倉バス停

バス停周辺にはビジターセンターなどいくつか建物があります。バス停すぐそばの「どんぐりハウス」という登山情報センターみたいなところでは、用意された丹沢山地専用の登山届の記入スペースと投入箱が設置されてました。僕は今回予め登山届を作成して持ってきましたが、もし忘れた場合はここで書いて提出することも可能なようです。とはいえ「本来は自分で作成して持ってくるものです」と書かれてましたので、登山届は自分たちで用意するようにしましょう。

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どんぐりハウス前 登山者カード投入箱

余談ですが、登山届を作成するならヤマケイがオススメです。簡単にルート作成ができます。ただ対応している山が少ないので、その場合はYAMAPを使って作成してみてください。

www.yamakei-online.com

秦野戸川公園内を流れる金目川に架かるこの「風の吊橋」を渡って、塔ノ岳登山、スタートです! なおここでの標高は290mとなっています。

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風の吊橋

【上り】戸川林道

09:42 大倉バス停[発] == (86分) == 11:08 作治小屋[着]

上りは政次郎尾根を経由するルートで行きます。とあるサイトによれば「★1」という難易度だったので選んだわけなんですが、実はと言うと...。

まあそれは後々お話するとして、政次郎尾根までは金目川に沿って戸山林道と呼ばれる道を通って丹沢山方面へと向かっていきます。林道の終点の作治小屋付近にキャンプ場があるため、しばらくは車でも通れる比較的整備(?)された道を歩いていきます。

吊橋を渡ったあと2つ行けそうな道があるのですが、1つは三ノ塔という別の山に向かってしまうので要注意です。僕たちは1回間違えてそっちに行ってしまいましたw

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戸川林道を歩いていきます

歩き始めて10分くらいはアスファルト舗装の道ですが、そこからは砂利道になります。行き違いができる気しない車幅の砂利道が続きます。道の傾斜はあまりなく、森の中に入ってったり、こんな崖下を通ったりします。ハイキング感覚で喋ったりしながら歩いてました。といっても「落石注意」の看板がそこら中にあるので油断はできません。

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高く急峻な地形

スタートから約30分、地図看板を発見です。いつ設置されたのかと思うくらい汚れた地図が設置されてました。写真に写ってはしゃいでいるのは友人君です。

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丹沢大山国定公園 地図看板

そこから少し歩いた先には「竜神の泉」という強そうな名前の湧き水がありました。ここ水汲み場から50mほど上流に行ったところに竜の形をした岩があり、それがこの泉の名称の由来になっているそうです。ちなみにここの水ですが「飲料用として使用するなら沸騰してから」と案内されてます。飲んだらお腹壊すかもしれません。

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竜神の泉

段々と登山道っぽくなってきましたね。

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鬱蒼とした森の中へ

なんの木かわからないですが、背丈の非常に高い木が林立する中歩いていきます。夜になると一斉に動き出しそうで怖いです。源流の水が流れ込んだのか道の状態が悪くなってきました。泥沼を避けながら先へと進みます。

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林立する木々

出発からちょうど1時間くらいすると何台か停められた車を発見。その傍には「新芽山荘」という山小屋がありました。塔ノ岳登山、1つ目の山小屋です。そこまで疲れてませんが、ここで水分補給休憩です。前回の大山登山では頂上着いた時に脱水症状になりかけてたので今回は十分水分補給を心掛けます。

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新芽山荘

10分ほど休憩して次は作治小屋へ。新芽山荘から作治小屋までは徒歩15分ほどの距離しかありません。

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大倉尾根方面を望む

作治小屋

スタートから1時間半弱で標高560mに位置する作治小屋に到着です。作治小屋からは戸沢キャンプ場が見えます。こんな山奥ですが、思ってる以上に車いましたね。キャンプもいつかやってみたいですねえ...(完全にゆるキャン影響ですがw)。

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戸沢キャンプ場

先に見える山の頂上付近には霧がかかっていて少し天気が不安ですが、ここからが本番、「政次郎尾根」を登っていきます!

【上り】政次郎尾根

11:17 作治小屋[発] == (95分) == 12:52 政次郎ノ頭[着]

とあるサイトでは「★1」の難易度となっているこの政次郎尾根ですが、先に結論を言いますと、塔ノ岳登山で一番ヤバイ区間でした。ゆる要素0です。どれだけキツかったのか書いていきます。

まず作治小屋を出て、戸沢山荘へ。ここまではいいのですが、ここからがヤバイ(相変わらず語彙力が無い)です。見ていただきたいのが戸沢山荘付近の分岐点。ここを真っ直ぐ進みます。「えっ、そっちかよ!」という。もう嫌な予感しかしません。

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戸沢山荘付近 分岐点

その先行くと行き止まりなんです。どうやっていくのかと色々探してみると、「アホかよ」となる事実に気づきました。道の続きが渓流を超えた先にあったのです。手前を勢いよく水が流れていて、確かにその先に道っぽい道が続いていることがわかります。

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登山道は渓流を渡った先に続く

この渓流なのですが、前日雨降ったからか勢いがかなり強かったです。これは本当に危険で引き返そうか迷ったのですが、今回は頑張って行くことにしました。でも今振り返ってみれば危険な行為だったと反省しています。

下の写真のような川をいくつもの岩をステップして飛び越えていきました。僕はトレッキングポールを持ってなかったのですが、さすがにここは必要だったので友人君からポールを貸してもらいました。こういうときに備えてポールはあったほうがいいと思いましたね。

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急な流れの渓流

この川を越えるだけでもう十分疲れてしまったのですが、さらにここからも大変です。見てくださいこの道幅。もう無いに等しい。一方通行ではないのですが、これじゃ行き違い出来ないですよね。

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急な斜面に作られた行き違い不可な登山道

背丈の高い木が密集して林立する急斜面を登っていきます。道といえるのかもわからない道には岩や木の枝が散乱しており、整備されてないにほぼ等しい状況です。2人ともこの状況から早く脱するべく無心で登っていたので、この区間はあまり記憶がありませんw

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木々の隙間を縫うように登っていく

休憩できそうなスペースがないボロボロの斜面が続いてましたが、作治小屋を出発して40分ほどでようやく休憩できそうなところを発見しました。重い体をここで休ませます。周りに登山客がいる気配は一切なく本当に静かでした。

あまりに静かすぎたので、友人君が思いっきし音出してガルパしてましたw 一応電波は繋がります。名前のなさそうなこの休憩ポイントですが、友人君によって「バンドリ広場」と名付けられました。ここに来たら是非ガルパをプレイして、バンドリにハマってほしいと思います。

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バンドリ広場

10分ほど休憩して再びこの鬼畜登山道に挑みます。木の根が登山道を妨害しています。

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根っこむき出しで斜面に立つ木々

さら最悪なことに霧に包まれてきました。一時ほとんど先が見えないくらいになって止まることも。

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霧に包まれる森

霧が消えて天気が少し回復すると木々の僅かな隙間から日光が差し込んできました。誰も登山客がいないと思ってたこの政次郎尾根コースですが、途中で休憩中の集団登山客に会って少し安心しました。心が折れそうな状態が続いてましたが、政次郎ノ頭に向けて足を動かしていきます。

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わずかな木漏れ日が差し込む

段々と周りの木の高さが低くなってきました。途中キノコが木から生えていて2度見したりw また地面からもいくつかキノコが生えてました。しかし毒キノコかもしれないので下手に近づいて見れません。

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幹から生えたキノコ

視界が広がり、秦野市街地方面を眺めることができました。天気は微妙ですが、この景色を見たときの達成感は凄かったです。いやあ、山頂はまだまだ先なんですけどね。もうゴールしたい気分です。

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山と雲の隙間から見える秦野市街地

道端には野いちごも生えていました。普通のイチゴとは全然違いますね。イクラがいっぱい集まってるみたいです。

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道端に生えていた野いちご

そうしてこうしてこの激ヤバ区間「政次郎尾根」を制覇しました! この90分本当にキツかった...。

政次郎ノ頭

標高1209m、政次郎ノ頭にやってきました。90分で600m近く登ったんですね。どれだけ急傾斜であったかがわかります。ここで流石に一休みします。持ってきたカロリーメイトとウィダーインゼリーを消化してスタミナ回復です。ここ政次郎ノ頭は三ノ塔やヤビツ峠方面からの道との合流地点になっています。

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政次郎ノ頭

辺りは霧が立ち込めていて景色は残念ながらほとんど見れませんでした。こればかりはもうどうしようもないので、とりあえず山頂に向かっていき、山頂でいい景色が見れたらと思います。塔ノ岳までもう少し、あと300mほど登っていきます。

【上り】表尾根

13:10 政次郎ノ頭[発] == (95分) == 14:06 塔ノ岳山頂[着]

ここからは新大日、木ノ又と表屋根を縦走していき、塔ノ岳山頂へと向かいます。距離的にはまだ山頂まで結構ありますが、あと登るのは300mほどなのでここからは楽な方です。標高1200mということで空気の薄さを感じるようになってきました。

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表尾根縦走開始

政次郎ノ頭からほんの少し行ったところにある書策小屋跡地で休憩します。天気良ければここからも秦野市街地を眺めれるはずなのですが、ご覧の通り辺りガスっててなにも見えません...。

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書策小屋跡地で休憩

比較的緩やかな方ですが、所々こんなゴツゴツとした岩場を登っていきます。大体の場所には木の階段が設置されていたりと整備されている方なのでとても登りやすい区間だと思います。

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足元十分注意

20分ほどで新大日茶屋に到着です。見た感じ営業はしてなさそうですね。標高は約1340mとなります。そこまで広いスペースはないですが机と椅子があるので、ここでカップラーメンを食べたりして休憩している方がいました。

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新大日茶屋

席が埋まっていたので僕たちは休むことなく頂上を目指します。尾根を歩いているので上ったり下りたりの繰り返しが続きます。塔ノ岳では登山客が多いことによる侵食が問題となっており、植生を保護するためにこういった木の階段が整備されている場所が多いです。

一時落ち着いていましたが、また霧に包まれ始めました。霧の中歩く友人君を撮影してみると、雑誌に載ってそうな1枚を撮ることができましたw

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霧の中の木の階段を下りていく

大倉バス停を出発して約4時間、あと1.3kmというところまでやってきました。

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道案内看板

このあと定期的に物凄い濃い霧に包まれたりして足が止まることが何回もありました。もう景色とかいう問題じゃないですね。そんな視界の悪い中こんな登山道ですよ。ずっと整備されていると思いきや、こんな荒れているところもあります。木がなぎ倒されていて正規ルートが把握できませんw

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所々削れている山肌

新大日茶屋を出発して15分で木ノ又小屋に到着。なんだかんだでいいペースです。ここの小屋は営業していて、コーヒーやカップヌードルの販売があったり、3500円で泊まることもできるようです。

山頂まであと少しなので休憩せずどんどん登っていきます。というか止まったらしばらく動けなくなりそうなので...。霧のせいでなかなか景色に恵まれない状態が続いてましたが、たまたま霧が晴れたときにこんな迫力のある光景を目にすることができました。改めて自然の力に驚かされます。

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大きく削れた谷

表屋根でもっとも大変な区間が実は最後に待ち構えています。上ったり下りたり緩やかな道が続いてましたが、頂上目前にして一気に100mも上っていくのです。角のある大小様々な岩が散乱した非常に足元悪い急斜面を上っていきます。最後にこれはキツイ...! でも政次郎尾根が無理すぎたのでこっちの方が楽に見えてしまいます。慣れって怖いですね。

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岩が散乱する急斜面

そしてまたガスってきました。でも、わかりにくいですが薄っすらと頂上が見えています。もう少しです。

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霧の中薄っすら見える頂上

登山道脇の植生が低木や草のみとなってきました。友人君が先に頂上へ。その姿を後ろから撮影し、僕もついに頂上へと向かいます。

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頂上目前

出発から4時間24分塔ノ岳頂上に到着です!

塔ノ岳山頂

標高1491m、塔ノ岳の頂上に到着しました! 前回の大山登山では頂上着いたとき脱水症状で死にかけてましたが、今回は水分補給を十分行ったので大丈夫でした。原因不明の膝裏の激痛で一旦止まるアクシデントも実はあったのですが...w

山頂広場は結構広めです。その分登山客も多いですが、それでも十分なスペースがあります。頂上を中心に緩やかなピラミッド状になっています。ベンチやイスも若干数ですが設置されています。場所取りに困ることは団体客でも来ない限り大丈夫そうですね。

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山頂広場

1500mまであと少しというところまでやってきましたね。ここから約80分かけて稜線を歩いていけば標高1567mの丹沢山に行くことができます。上級者の方ならチャレンジしてみては。

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塔ノ岳山頂

そしてコチラが山頂にある山小屋「尊仏山荘」。結構立派な山小屋ですね。泊まったりできる他、飲み物やグッズを買えたり、一品頼めば休憩として利用することも可能となっています。

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尊仏山荘

www.cnet-sb.ne.jp

下山時の水分が不安だったのでお茶を買いました。500円というプレミア価格です。前回大山で買った300円の飲み物が安く聞こえてきます。山で飲み物買うときって金銭感覚おかしくなりますねw そのお茶なんですが、まさかの「お~いお茶 濃い茶」でした。なんで濃いやつなのか。

そしてお待ちかねの山頂からの景色をご紹介。登山中霧にかかったりと悪天候が続いてましたが、ここに来て雲は多いですが霧が晴れてくれました! コチラ富士山方向です。

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頂上から富士山方面を望む (※)

その富士山ですが雲のせいで見えないですね...。しかし壮大な眺めです。奥にずっと山が続いていきます。これが世界一の都市圏から少し外れたところで見れるわけですから、日本ってすごいですよね。コンパクトに自然も都市もまとまっていて。

ちなみに逆方向(江ノ島、都心方面)は霧のせいでまともに見えませんでした。残念...。

せっかくなのでこの景色が見える位置で昼食にします。安定のカップラーメンです。前回はただでさえ喉乾くのに欧風チーズカレー麺とかいうのを持ってきてしまい後悔したので普通のやつにしました。今回も友人君の持ってきてくれたソトのバーナーを使ってお湯を沸かして3分...(バーナーがなぜかちゃんと点かないトラブルでお湯沸かすのに20分かかりましたが...w)。いただきます!

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昼食のカップヌードル

「あぁ~、おいし...」。

山で食べるカップラーメンってなんでこんなにおいしいんですかね。いや地上で食べるカップラーメンも好きなんですけど、山だとまた違ったおいしさというか。「こんなおいしい食べ物だったのか」ってなるんですよね。

のんびり食べていたかったのですが、虫が結構多くて大変でした。カップラーメンに近づいてきたり、バッグの中に入ってたりと食べながら格闘が続いてたわけで...w

 

そして20分後... !?

えっ、ここどこ。ちょっとウトウトしていて気づいたら1時間前のあの景色が消えてました...。山の天気って本当に急変するんですね。

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1時間後の景色

頂上広場もこのようにガスりまくり。50m先はまともに見えないような状況です。霧が落ち着き次第早めに下山開始した方が良さそうです。

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1時間後の頂上広場

尊仏山荘に併設されたトイレで用を済まします。汚水を様々なフィルターで綺麗にした中水(上水と下水の間)をトイレ洗浄水として再利用する「中水再利用浄化システム」が使われており、環境に配慮されてます。トイレの清潔さは山のトイレとして考えると普通ですね。利用料は100円チップ制です。でもまあ登山客のマナーとして払って欲しいですね。

【下り】大倉尾根

15:25 塔ノ岳山頂[発] == (135分) == 17:40 大倉バス停[着]

霧が落ち着いたので下山開始します! 友人君が登山後用事あるみたいなので少し早足での下山となります。帰りは大倉尾根ルート、別称「バカ尾根」と呼ばれるルートを使って下山していきます。丹沢山地でもっともメジャーなルートで、多くの登山客が利用しています。「バカ尾根」と呼ばれるのは低山にしてはバカにできないほどの急な坂道が続くかららしいです。

裸地化が問題になっているため、登山道には木の階段が設置されています。しかし下山のときって坂道より階段の方が辛いんですよね...。一段下りるたびに体重が足裏にかかるので。

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大倉尾根ルートで下山開始

登ったり下りたりという道が続きます。鍋割山方面への分岐点である「金冷やし」を過ぎるとこんな危険なポイントも。踏み外したらと思うとこれはめちゃくちゃ怖いです。

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狭い山稜を歩く

下山といいながらもしっかり登っていきます。そう簡単に下りさせてくれませんね。

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下山中にも急な登りポイント

先の見えない霧をひたすら進んでいきます。登山道周辺はすっかり裸地化しています。

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霧の中大倉尾根を歩く

ずっと木の板道で整備されてたらいいのですが、途中からは登山客によって自然に形成されたような道を歩いていきます。

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周りに生えるのは低い草木

尖った石が大量に散らばっているので足元に十分注意して歩きたいところです。

下山開始25分で、花立山荘に到着しました! ここは普通に営業している山小屋です。ここの名物は夏はかき氷、冬は豚汁らしいです。登りならラストスパートに向けてここで充電するのも良いですね。

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花立山荘

5分ほど休憩して登山再開。花立山荘を出ると階段がひたすら続きます。この登山道周辺の緑はボランティアの方々が麓から苗木を運んで植樹したものなんだとか。そのような環境維持活動には感謝しかありません。

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ひたすら続く階段

整備されてるな~と思ったらそうでもなかったりなルートですね。岩に気をつけながら歩いてたら今度は頭上の枝にぶつかりそうになったり...w

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大倉尾根 No.36

一旦傾斜が落ち着いてきました。薄っすら霧に包まれている中歩いていくのが探検みたいでワクワクします。

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緩やかに下っていく木道

そしてほぼ1人分の幅の階段が続きます。一部区間除いて下山はだいぶ楽なほうです。

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また階段が続く

花立山荘から30分ほどで堀山の家という山小屋に着きました。営業はしてるのか...?? 中に人の姿は確認できませんでした。開いていてもここにトイレは設置されてないようです。

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堀山の家

ここから先は階段というより緩やかな坂道が続きます。谷に挟まれた道を歩いていきます。大山みたいにずっと坂道ではなく、塔ノ岳は緩急が激しいのが特徴です。

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緩やかな登り坂に

山というよりは森の中を歩いている感覚になります。空気が綺麗で清々しいです。

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林立する木々の間を貫く登山道

堀山の家から20分で駒止茶屋に到着。営業はしてなさそうだったので写真は割愛で。ここで標高890mほどになります。ここから先は泥階段となり、一気に下っていきます。非常に滑りやすいので注意です。この道を走って下っていく登山客には驚きます。

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泥階段は滑らないように注意

上の写真のあとくらいに石畳みたいな登山道があるのですが、これがめちゃくちゃ滑りやすくて、脇道の泥の坂を歩いた方が滑りにくいという。整備してくれたのが逆に登山客にとっては困る現状となっています。

また道が荒れ果ててます。登山客が通って自然にできたであろうジグザグ道を通って慎重に下っていきます。

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岩が散乱する下り坂

なんとか足場悪い道を通り抜けて、最後の山小屋「見晴茶屋」に到着しました!  標高はおよそ610mで、ここで約4分の3下山したことになります。この茶屋ですが、僕が登山中に頼ってるYAMAPの地図には載ってませんでした。見た感じ最近建てられたようなので地図に反映されていないだけでしょうか。

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見晴茶屋

名前の通りこの茶屋からは秦野市街地方面を見渡せます。綺麗そうなトイレも設置されていて良い休憩環境だと思います。大倉尾根ルートで行くなら休憩ポイントは「見晴茶屋」と「花立山荘」の2つが良いと思います。

さて、見晴茶屋を出たらこの鬱蒼とした森へと進んでいきます。少しすると分岐点があり、通常の登山ルートと、大倉高原小屋へと向かう大観望ルートがあります。大倉高原小屋は現在は閉鎖されましたが、ここでは個別の責任でテント泊ができます。景色も良いらしいです。ですが、僕たちは少し急いでいるのと体力的に行く余裕がないので通常ルートを通っていきます。どちらのルートを通っても最終的に合流するようになってます。

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森の奥へと続く道

THE山道といった険しい坂道です。木々が生い茂っていて空はほとんど見えません。

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険しい坂道

天気が回復して森の中にも明かりが届いてきました。

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太陽が森の中を照らす

先程言っていためっちゃ滑りやすい石畳の登山道というのがこれ。また現れました。絶対端の方歩いたほうがいいですよw

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石畳登山道

段々と傾斜が落ち着いてきて山の案内板も見かけるようになってきました。

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道を挟むように迫る雑草

「大倉尾根 No.1」と書かれた看板を発見! もうそろそろゴールですね。道はアスファルトになりました。さらに歩いていくと民家も見え始めました。

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大倉尾根 No.1

「丹沢クリステル」という本人に許可取っているのか心配になる像がありましたw 乗馬服姿をしていますが、調べてみると丹沢乗馬クラブの宣伝らしいですね。何も知らずに夜にこの像を見かけるとトラウマになりそうです。

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丹沢クリステル像

すっかり民家が普通に立ち並ぶ道に出てきました。途中自販機を発見したのですが、何か様子が違います。ラベルが剥がれて何が販売されているのかわからなかったり、缶のデザインが古かったり...。これはいつの時代の自販機なんでしょうか?

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いつの時代の自販機?

ということで17:40、山頂から2時間と少し、登山開始から8時間にして大倉バス停に無事戻ってきました! YAMAPの地図だと下山に3時間かかるみたいでしたが、2時間というハイペースで下山できました。登山道の歩き方が段々わかってきてペースがつかめてきましたね。

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大倉バス停に帰還

今回の消費カロリーは2780kcal(身長180cm弱,体重65kgくらいです)。成人男性の1日目安摂取カロリーを超えて消費することに...w 8時間も歩いたので疲労困憊。政次郎尾根の急傾斜だったり悪天候による濃霧などなかなかハードな登山でした。しかし良い意味でも悪い意味でも自然を感じることができて良い経験となりました!

以上、塔ノ岳登山録でした。

評価・感想

ゆるっと評価

※客観性に乏しい、主観強いゆる~い評価なのであまり参考にしないように! 10点満点1点刻み。各評価の詳細はコチラをご覧ください。

【難易度】6 【体力】7 【自然】6 【アクセス】6

この評価は登り戸川林道+政次郎尾根経由ルート、帰り大倉尾根ルートで行った場合です。同じ山でもルートによって評価は変わってきます。

(コメント)

緩急激しいですが、平均すると大山よりは緩やかです。しかし歩行距離が長いのでスタミナは結構必要だと思います。大倉尾根ルートは登山道がよく整備されているので歩きやすいです。一方で政次郎尾根ルートは中級者以上向けのルートになってきます。また、今回は残念でしたが天気さえ良ければ景色は最高です。

感想・反省点

【感想】尾根歩きは塔ノ岳一番の魅力

塔ノ岳に行く多くのルートで尾根歩きを楽しむことができます。尾根歩きというのは稜線(谷に囲まれた一番高い部分の連なり)を歩いていくことです。今回は天候不良でしたが、天気が良いと非常に見晴らしが良いのが特徴です。塔ノ岳は都心からのアクセスも悪くなく、気軽に尾根歩きを楽しめる山の1つだと思います。

【感想】登山靴は必需品

今回から先日買ったミドルカットタイプの登山靴を履いて登山に挑みました(買った靴の情報は後日シリーズ紹介ページに載せたいと思います)。登山靴と普通の運動靴の何が違うかというと、シンプルに靴がとても丈夫という点です。全体的に硬い素材でできてるので歩きやすくはないですが、足が固定されるおかげで疲れにくいのです。また「Gore-Tex」という防水性と透湿性を備えた素材が使われているのもポイントです。

高尾山のように登山道がきっちり整備されているような山の場合は運動靴やトレッキングシューズでも大丈夫だと思いますが、今回でいうと塔ノ岳の政次郎尾根のような場所ではその効果を大いに発揮してくれました。

【反省】ルート選びは慎重に!

登りで政次郎尾根を経由するルートはややレベルが高かったかなと思います。表の情報だけを当てにせず、予め地形図などチェックして本当に自分のレベルにあった道なのか確認した上で、慎重にルートを作成するべきでした。登山経験者からすれば基本的なところだと思いますが、ここは準備不足として今回大いに反省したいです。

【反省】無理しない

政次郎尾根ルートで渓流を越える際、危険な行為にもかかわらず無理して行ってしまいました。今回は何事も無かったので良かったですが、こういった無理する行為が事故に繋がるものだと思うので反省したいです。自分のスキルをよく把握し、それに合った適切な行動を心掛けたいです。


以上、ゆるっと登山vol.3「塔ノ岳」でした! ここまでお読みいただきありがとうございました。

YAMAPの方にも活動日記を投稿しているのでどうぞ。

yamap.co.jp

次回は11月上旬に神奈川・静岡県の「金時山」をゆるっとお送りします。