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【2018秋期】基本情報技術者試験(FE)に合格した話 (参考書・勉強法紹介)

先日、基本情報技術者試験(2018年秋期)の合格者が発表されましたね! 皆さんの結果は如何でしたでしょうか? 試験日から1ヶ月間、結果が待ち遠しかった人も多かったと思います。

今回僕は初めてこの試験に挑戦したのですが、無事合格することができました。そこで僕の合格までの経験を、これからFEに挑戦される方や、不合格になってしまってリベンジされる方に向けて、少しでも多くの方に役立ってほしいと思い、合格体験談として参考書や勉強法などを紹介する記事を作成することにしました。

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当記事サムネイル

先にはっきり言っておきますが、当記事ではFEに合格するための「裏ワザ」といった類のことは一切紹介していません。僕自身がそうであったように、天才でもない限り地道に努力して勉強するしかありません。正攻法で合格を勝ち取りたい方に是非当記事を読んで欲しいと思います。それでは宜しくお願いします。

基本情報技術者試験とは?

当記事に来た方なら既にほとんどの方がご存知かと思いますが、一応簡単に説明しておきます。説明を省略しているところがあるので詳しくはご自分で調べてみてください。

基本情報技術者試験は経産省が行う国家試験の情報処理技術者試験の一区分です。プログラマーやシステムエンジニアを目指される方にとって登竜門となる試験です。「Fundamental Information Technology Engineer Examination」という英語名称から「FE」という略称がついているので今後そう呼ばせていただきます。

www.jitec.ipa.go.jp

FEは春と秋の年2回実施され、年間15万人近くが応募し、合格率は約20%ほどで推移しています。「基本」と付いてますが決して簡単な試験ではありません。むしろ難関な方です。午前試験午後試験の2つがあり、どちらも60点以上(100点満点)で合格です。午前は四肢択一問題が80問、午後は多肢択一問題が大問13問あって7問選ぶ形式となっています。

午前の出題範囲は主に3つに分かれています。

  • テクノロジ系
    数学、ソフトウェアとハードウェア、ネットワーク、開発技術など
  • マネジメント系
    開発の管理手法や運用・保守・監査など
  • ストラテジ系
    システム戦略、マーケティング、知財など

試験名からしてコンピューター関係のことだけかと思いきや、非常に範囲が広くて経営のことまで聞いてきます。

午後は情報セキュリティとかハードウェアといったジャンルごとに長文問題あって、必須と選択問題が混ざっている感じです。あとは擬似言語(アルゴリズム)とか、Cなどのプログラミング言語の選択問題もあります。

段々説明が雑になってきてすみませんw あとは自分で調べてもらうとして、前置きはこれくらいにしておきましょう。

結果

まずは僕の結果を踏まえ、2018年秋期試験を受けた感想について述べていきたいと思います。「参考書や勉強法が知りたいだけなんだ!」という方は飛ばしてもらって結構です。

結果を紹介する前に僕がどういうやつなのか箇条書きで紹介しておきます。そういうやつが受かったんだなくらいで大丈夫です。

  • 某国立大学 情報系学部 所属
  • 試験内容の3割弱くらいは先に講義で触れていた気がする(覚えてるとは言ってない)
  • 試験勉強を初めたのは7月末(期間でいうと約3ヶ月)
  • 本腰を入れたのは9月中旬から
  • Cを少しかじる程度のプログラミングスキルは元から持っていた
  • RubyとJavaは昔勉強していたけど大体忘れた
  • FE以外に情報系の資格は特になし

点数

結果はこんな感じでした。努力に見合った満足行く結果になったと思います。午前試験で90点を超えたのが約52000人中100人しかいないっていうのは嬉しい話ですね。ストラテジ系とマネジメント系で満点を取れたのは大きいと思っています。

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試験結果

ちなみに試験直後の自己採点だと午前は91.25点、午後は82.5点でした。その時点で既に合格は確信していましたが、あとはどのくらい点数が前後するかなという感じでしたね。午前はマークをミスったかメモが間違ってて1問予想より多く落としている結果に。午後はTACの配点予想を元に点数をつけていました。公式配点は発表されないのでわかりませんが、おおむね配点予想通りだったようです。

コメント

ここでは問題の詳細について好きなように感想を述べたいと思います。秋試験受けられた方に共感を得てほしいばかりです。

午前問題

僕が気になったor落としてしまった問題からいくつかピックアップして紹介していきます。

  • Q.4
    ハフマン符号の問題です。大学の講義でハフマン符号について触れられたはずなのに試験本番ド忘れしてしまい意味ワカラン状態でした。適当に選んだらたまたま正解だったという。後日しっかり復習しました。
  • Q.8
    Javaの特徴についての問題です。Javaの勉強歴はあれどもうほとんど知識吹っ飛んでたのでわかりませんでした。「オブジェクト指向言語」と「多重継承」というキーワードだけでアを選びましたが、後者が間違ってました。Javaでは多重継承が許されてないみたいです。知らんがな。
  • Q.10
    割り込み処理に関する問題。何を思ったのか命令レジスタの方を選んでしまいました。これは落としたくなかったですね。
  • Q.22
    4入力NAND回路について。ただただ面倒で時間を取られた問題でしたね。
  • Q.24
    自然言語インターフェースについての問題。新出内容で知識は全然なかったものの、問題を見たところ最初は「自然言語インターフェース」っぽいなと思ってました。しかし変に深読みして違うのを選んでしまいました。やはりわからなかったら直感で最初に浮かんだものを選ぶべきでしたね。
  • Q.29
    ロックの粒度とは何かという問題。これは新出か、もしくはここ数年の過去問では聞いたことない言葉で全くわかりませんでした。コチラも後日しっかり復習しました。
  • Q.34
    電子メールの規約についての問題。「MIME」って毎回出てません? IPAはどんだけMIME好きなんですか。
  • Q.37
    AES-256に関する問題。AES-256については聞いたことあるようなないような...って感じでしたが、多分256って256ビットのことやろと思ってエを選んだらコチラも勘ながら正解しました。
  • Q.42
    IDSの機能についての問題。「IDSって何」ってなった時点で詰みでした。テキストや過去問で聞いたことない(忘れてるだけの可能性も)単語がテクノロジ系の問題では多く出てきて大変でした。
  • Q.43
    セキュアブートに関する問題。これもまた新出用語でしょうか。言葉からなんとなく意味を推測して正解に至りました。こういう勘が冴えたおかげで今回高得点を取れたんだと思います。
  • Q.49
    オブジェクト指向における委譲についての問題。委譲なんて初めて聞きましたが、これは初見でもあまり困らない優しい選択肢が揃ってましたね。

ピックアップするとしたらこういった問題になりますね。全部テクノロジ系です。今回の午前問題はテクノロジ系が結構難しかったです。知らない単語が出てきて詰みパターンが多かったです。一方でマネジメント系・ストラテジ系はかなり簡単でした。面倒な問題が多かったので多少時間はかかりましたが、落ち着いて解けば全く問題なく、過去問の流用も多かったです。よってQ.51からQ.80までは途中詰まることなくスラスラ解けました。

総じて、テクノロジ系の難易度の高さとマネジメント・ストラテジ系の難易度の低さがお互い打ち消し合って、ほぼ例年通りの標準的な難易度であったと個人的な感触としては思っています。

午後問題

 必須問題と僕が選択した大問についてそれぞれ感想を述べていきます。Q.3のデータベースのところは過去問を何回分も解いてみて点数がいつも低かったので本番では選ばないと決めてました。Q.5のソフトウェア設計の問題はパッと見、図表が多くて面倒そうなので避けました(Q.5を解いた友人君曰くそんなに難しくなかったみたいです)。Q.9以降の選択問題ではC言語を選びました。ということでこの後、参考書や勉強法を紹介するところでは「C言語」を選択する場合について説明しています。

  • Q.1 (情報セキュリティ)
    満点でした。しっかり読み込めば特に詰まる所はなかったと思います。
  • Q.2 (ソフトウェア)
    ややこしそうに見えて問題文をしっかり読んで見れば意外と単純だった問題でした。特に設問1は丁寧に解く力が問われていると思います。時間はかかりますが問題冊子に遷移の矢印を1つ1つ書き込んでいけば正解にきっちり繋がります。
  • Q.4 (ネットワーク)
    障害の原因を考える空欄a,bが難しかったです。他の選択肢は国語力でいけますね。
  • Q.6 (プロジェクトマネジメント)
    アローダイアグラムの問題。個人的にアローダイアグラムは好きなので楽しくサクサク解けました。表1の作業一覧表は面倒ですが嫌わずにしっかり読まないといけませんね。
  • Q.7 (システム戦略)
    結局これも国語力が問われている問題ですが、結構難しかったです。記述内容が非常にややこしくて、頭がこんがらがりそうでした。高度な国語力が問われていると思います。理系にはなかなか大変ですね。半分しか合いませんでした。
  • Q.8 (データ構造及びアルゴリズム)
    アルゴリズムは過去問でも苦手にしていたのですが、調子よく1問ミスで済みました。整数式を解析して計算するプログラムです。とにかくトレース超大事! 頭の中で考えるのではなく、問題冊子にガンガン書き込んだりして時間をしっかり使えば正答に辿り着きました。まだアルゴリズムにしては易しい方だったと思います。
  • Q.9 (ソフトウェア開発(C))
    鉄道模型における列車運行をシミュレーションするプログラムでした。個人的に鉄道が好きなのでモチベ高く楽しく解けました。これはテーマがラッキーでしたね。プログラムは関数が結構小分けされていて解きやすかったです。連結リストに慣れてさえいればそこまで手こずることはなかったと思います。まあそれでも2問ミスしたんですが...w

午後問題は全体的に見て難易度は標準的でした。極端に難しい問題もなく簡単な問題もなくバランスが取れていたと思います。しかし僕が最初から避けると決めていたデータベースの問題は結構難しかったみたいですね。

午前問題と午後問題合わせて考えると難易度は標準的だったので、試験直後から基準点調整はないだろうなと思ってました。結果的に予想通り調整はありませんでしたね。

参考書と勉強法

いよいよ本題に入り、僕が約3ヶ月間試験に向けて使ってきた参考書とそれを使った勉強法について紹介していきます。

使ったのは次の三冊。午前対策用テキスト過去問題集C言語学習本です。C言語の本は午後の最後の選択問題でC言語を選ぶ場合の話で、選択問題によって必要な参考書や勉強法は変わってきます。

また前提的なことを話すと、参考書は人に合う合わないがあります。先ほど紹介した僕のプロフィールと似ているところが多くある方は合う可能性が高いですが、結局のところ本屋に足を運んで中身を自分の目で確認して決めるのが一番良いのです。自分に合った参考書選びは試験結果に大きく影響を与えるので慎重に決めてほしいです。

午前対策

午前対策はこの一冊で十分でした。午後問題を解くために必要な知識も詰まってます。

分野ごとに頻出テーマを集めて構成されていて、各テーマあたり見開き1~4ページほどとなっています。スキマ時間でもテーマごとに勉強を進めていくことができました。

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栢木先生の基本情報技術者教室

文字と図表がバランスよく配置されたページレイアウトになってて、とても読みやすかったです。個人的に栢木本と並んで有名なキタミ式の方は絵が多くてゴチャゴチャ感があるのであまり好きじゃないですが、この本はとてもスッキリしていました。

「難しい知識をわかりやすく教えることが重要である」というのがこの本のコンセプトになっていて、説明が非常に丁寧です。あれもこれもと突っ込んだ話をしてないので無駄が少なく、要領よくテーマの理解を進めることができました。

平成30年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験)

平成30年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験)

 

僕は試験3ヶ月前から3週間前くらいまでこの本を使ってきました。勉強の進め方としてはいたって単純で「ただ読み進めるだけ」です。家や図書館みたいにしっかり勉強できる環境じゃなくても電車や待ち時間などいつでもどこでも進めることができますね。

読み進めるにあたってのポイントですが、「理解」には一生懸命努力した方がいいですが、「暗記」は完璧にする必要はありません。というのもFEは全部選択問題ですから、完璧に暗記しなくても問題は普通に解けるからです。まずそもそもFEの出題範囲を完璧に暗記しようとするとキリがありません。

僕は3週間前までにこれを2周しました。1周目はじっくりと時間をかけて理解しながら進めました。このとき無理に全てを理解する必要はありません。理解できそうになかったらそのページに付箋を貼るなりして飛ばしてOKです。2周目では自分の理解内容を確認する形でサクサク読み進めていきました。付箋を貼ったテーマに関しては要チェックですが、もう完璧に理解したというテーマであればどんどん飛ばしてもらって構いません。そうして1周目は1ヶ月少しかけてコツコツと、2周目は2週間ちょいで終わりました。ちなみに「"くれば"で覚える」のところだけは完璧に覚えておいたほうがいいと思います。

2周するだけでもう十分にFEの出題範囲を理解し、ある程度暗記できていることになっていたと思います。あと各テーマの最後に掲載されている確認問題ですが、これは1周目も2周目もきっちり解いておきましょう。厳選された良問なので解く価値アリです。

3週間前くらいまではまだ過去問は解かなくていいと思います。試験勉強期間に余裕があるなら3周目に入ってさらに着実な理解に努めるのが良いでしょう。

過去問題集

過去問題集はコチラ。一番売れてて多分どこの本屋にでも置いているであろうこの本が一番良かったです。なかなかのボリュームなので持ち運びは大変ですが、15回分の過去問が解けて、解説が非常に丁寧なのがポイントです。過去問自体はIPAが公式サイトで配布してるので無料で手に入れることができるのですが、これには解説がありません。

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基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

紙面には4回分、残り11回分はPDF配布サービスで問題と解説をお手持ちのPCやタブレット、スマートフォンに入れることができます。僕はiPadに入れて使いました。もし持っているならタブレットが一番いいです。「見やすさ」と「持ち運びやすさ」のバランスが取れてますので。

平成30年度【秋期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)

平成30年度【秋期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)

 

過去問は遅くても2週間前から手をつけていったほうがいいと思います。僕は3週間ほど前から手をつけました。そして勉強法ですが「15回分全部解く」、それだけです。

FEの試験対策においては他の試験以上に過去問が大事です。というのもFEは過去問題の流用が非常に多くて、場合によってはまるまるそのまま過去問通り出題されることもあるからです。午前対策テキストで身につけた知識を使ってガンガン過去問を解いていき、今度は問題パターンを覚えていくという流れですね。

また僕としては午後対策に何か参考書を別に準備する必要はないと思います。午後問題は午前問題の内容が長文になっただけで、特別新しい内容を問われているわけではないからです。過去問を15回分も解けば午後対策としてはバッチリだと思います。

過去問の進め方について僕がやっていた流れを説明します。まず午前問題は左ページが問題、右ページが解説になっているのですが、Q.1からQ.80まで解いてから順に解説を見ていくのではなく、ページごとに左の問題を解き終わったら右の解説を見て採点していました。1ページあたり問題数は2~5問くらいです。解説は合ってても間違ってても流し読みで構いませんから全部目を通したほうがいいです。正解した問題の解説の中に自分の知らないキーワードが説明されていることが結構あるからです。となると問題を解き終わった後に全80問の解説を全部一から読むのは大変ですから、ページごとに読み進めたほうがいいというわけです。

午後問題は少し進め方が変わってきます。午後は大問ごとに問題が合って解説というページ構成になってます。ここは大問ごとに問題→解説と見ていきました。しかし解説は間違ったところ以外はしっかり読まなくていいです。めちゃくちゃ長いですし、解説中に新しい事項が紹介されているわけでもありません。午前の解説は読めば他の問題を解くときにも繋がりますが、午後はその問題にしか役に立ちません。午後で全く同じ問題が出ることはまずないので読む意味はないと思います。

午後は一部選択問題ですが、最後のプログラミング言語のところ以外は全部解くようにしてました。毎回点数をつけてそれを平均することで自分の苦手な大問がわかってくるからです。それを克服するのもいいですが、それでは効率が悪いので本番ではその問題を選択しないようにしました。僕はこのやり方でデータベースが苦手ってわかったので本番では避けることにしました。

ここまででお気づきかと思いますが、午前も午後も時間を計ってする必要はありません。午前も午後も150分ですが、これは個人差あれど大分余裕があります。問題→解説ではなく、時間を気にせず、問題→解説→問題→解説という繰り返しで解くのが良いと僕は思います。

あと解く順番ですが、僕は最初に2年前の分を解いたあと、全15回分の一番古いやつから順に解いていって、最後に前々回、前回の分を解きました。結果的にそういう順番になっただけで、理想としては一番古い過去問から順に解いていくのが良いと思いました。理由としては、比較的過去数回以内からの問題流用が多いので、新しい過去問ほど試験直前に解いて新しい記憶として保持しておくのがいいからです。ちなみにH26春以降とその前で午後問題の形式が少し異なっているので要注意です。

パーフェクトラーニングとは別に紹介したい過去問教材として「過去問道場」というサイトがあります。

基本情報技術者過去問道場|基本情報技術者試験.com

試験回や分野を指定してランダムに過去の午前問題を出題するようになっています。オプション項目のところで「計算問題を出題しない」にチェックをつけると、立ちながらでもスマホ1つで午前問題に沢山触れることができます。過去問を解くとなるとまとまった時間が必要ですが、このサイトならスキマ時間も活用できますね。パーフェクトラーニングと合わせて使ってほしいです。とても試験に役立ったサイトだったと思います。

プログラミング言語の問題だけは過去問とは別に対策が必要なのでこのあとお話します。

C言語対策

プログラミング言語は「C」「COBOL」「Java」「アセンブラ」「表計算」があります。僕は大学の講義で多少触れていたこともあって「C」を選びました。何を選択すればいいのかわからないという方もいるかと思いますが、とりあえず資格が欲しいだけなら表計算だと思います。一番簡単です。でも実際に役立つという面から考えるとJava、その次にCなんじゃないかと思います。しかしJavaはプログラミング言語初心者にはとっつきにくいと思います。そこで僕はCをオススメしていきたいです。

ちなみに擬似言語(アルゴリズム)は特に対策いらないと思います。CやJavaなどのプログラミング言語にある程度触れておけば、あとは本番の「トレース力」だけだと思うからです。トレースについては後のところで説明します。

さてC言語対策ですが、全く触れたことがないという人であれば余裕持って3ヶ月ほど前から勉強を始めたほうがいいと思います。C言語入門者向けにオススメなのはこの本。色んな入門書に触れてきましたが、これ以上に勉強を進めやすい本はないと思います。

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新・明解C言語 入門編

とにかく沢山のプログラムリストに触れることができ、演習問題が豊富なのがポイントです。丁寧にステップを踏んでいくので詰まりにくいのがいいですね。また、選択や繰り返し処理のところは物凄くゆっくりと丁寧に進めてくれるので、イメージをしっかりと掴むことができ、擬似言語のところでも役立ってきました。

ページ数は約300Pですが、3ヶ月間コツコツやればそこまで苦ではありません。基本的にはプログラム例を見て演習の繰り返しです。ここでプログラム例ですがコピペ(実は著者がネットに公開しています)はせず自分の手で入力する方が絶対に頭に入ります。ただ何も考えず写す気持ちで入力するのではなく、一文一文理解しながら入力を進めていくのが大事です。

新・明解C言語 入門編 (明解シリーズ)

新・明解C言語 入門編 (明解シリーズ)

 

コンパイル方法は色々ありますが、僕はEclipseを使ってました。環境構築が面倒ですが、それを乗り越えたらEclipseは本当に便利です。環境構築についてはここで話していると終わらないので、自分で調べてほしいと思います。

この本はポインタ・構造体・ファイル処理まで触れています。もっと応用的なことは中級編とか実践編で触れてますが、FEで出題されるC言語の問題であれば入門編の内容だけで十分理解可能です。

本番

ここでは試験中のことについて話しておきます。合格を目指すためには試験前の対策が当然一番大事ですが、試験本番で持っている力をどれだけ発揮できるかも大事です。

午前

とにかく「悩まない」「焦らない」ことが大事です。いくら過去問を解いても毎回新出用語があるので、わからない問題も出てきます。そういった問題でずっと立ち止まって時間を使うのではなく、とりあえず飛ばすようにしましょう。時間は思ってる以上にあります。最後まで解き終わったら飛ばしていた問題を解くようにしましょう。

そして問題によってサクサク解けるのもあれば面倒な計算もありますが、どれも落ち着いて解くようにしましょう。サクサク解ける問題は一度立ち止まって問題文をしっかり読めば答えが変わってくるかもしれません。面倒な計算問題は実はそんなに難しくないのに焦って解くと間違ってしまうかもしれません。つまり、どの問題も丁寧に慎重に解き進めるのがいいと思います。

また、マークした選択肢は問題冊子にメモしておきましょう。あとで自己採点したり復習したりするときに便利です。問題冊子は持ち帰りOKでメモ自由となっています。時間に余裕があれば、「~~について適切なものを選べ」という問題において、答えを選ぶだけでなく、間違っているという考えた他の選択肢について、どの記述が間違っているのか下線を引いたり、「イ ~~~~」という選択肢の後に「→ ***」と選択肢の内容が何を言ってるのかわかるのであれば書き込んでおくといいでしょう。もしその問題が間違っていたなら自分の勘違いの発見にも後々繋がってきます。

あとはマークミスにも要注意。特にあるのが飛ばした問題のあとの問題のマークを、飛ばした問題の前の問題のマークに続いてしてしまうこと。あとになってこれに気づいたら本当に面倒ですし、もし気づかなかったら大変なことになります。問題冊子のメモとマーク内容を見比べて確認する作業は忘れてはいけません。

午前問題は結構途中で抜ける人が多いですが、こういった色んなことをしていれば、2時間半いっぱい使えます。僕は最後までずっと席にいました。途中で抜けるなんて本当に勿体無いです。もしそれで落ちていたら最悪です。与えられた時間を目一杯使って問題に取り掛かってほしいと思います。

午後

午前に比べて時間を気にしがちですが、よほど悩まない限り時間に余裕があります。午前と同様「悩まない」「焦らない」ことが大事です。

午後問題を解く際にまずすることは問題全体に目を通すことです。午前問題は最初から順に解いていけばいいですが、午後は問題を解く順番が合格のカギを握っています。

Q.2~7では4問選択することになります。どれを選択すべきか最初に問題全体を軽く見て考えましょう。勿論、僕みたいにデータベースは絶対に選ばないと予め考えていたなら、本番でもそれを貫くべきだと思います。「あっ、意外といけそうかも...」と思って選ばないと決めていた問題を無理に解こうとするとボロボロだったりします。

Q.8とQ.9~Q.13で選択する問題(これは試験前から決まっていると思います)に目を通したら解く順番を考えていきましょう。僕は本番ではQ.8(擬似言語)、Q.9(C言語)、Q.1(情報セキュリティ)、あとはQ.2~7の選択問題という順番で解いていきました。順番を決める際に考えたのは「どれだけ時間がかかりそうか」という点だけです。

Q.8やQ.9は配点がそれぞれ20点もあり、問題量も他の大問に比べて多めで時間がかかります。時間がかかりますが落ち着いてとかないと60点には届きません。そこで落ち着けてかつ集中力がある最初に解くのがいいと思います。言語問題のところで大事なのが「トレース」することです。トレースとはプログラムコードを順に辿っていくこと。先ほど擬似言語に特別な事前対策はいらないという話をしましたが、つまり何が大事なのかというと本番での「トレース力」なんです。きっちり丁寧に何回もトレースをすれば高得点を狙えます。きっと言語問題で高得点を取れた人の問題冊子を見てみると沢山メモがされていると思います。繰り返し処理における変数値の変化といったことをきっちり書き出しているのです。これを焦ったり面倒だと思って頭の中で考えてしまうか、丁寧に書き出すかで大きく変わってきます。

トレースができない、という方はプログラミング経験が少ない方だと思います。そういった方に向けて、僕はQ.9以降の選択問題で「C」や「Java」を選ぶことをオススメしているわけです。プログラミング未経験で選択問題「表計算」なら擬似言語で絶対詰まります。

次にQ1~Q.7に関しては「国語力」が問われていると思ったほうがいいです。午前問題で使った知識もある程度必要ですが、基本的に答えは問題文中に書かれています。国語問題と一緒です。理系の方だと長文を見るだけで拒絶反応が出る人がいると思いますが、日頃からネットニュース記事でもいいですから文章を読むことに触れていくのもFE合格に繋がるポイントだと思います。また文章の中で問題文と関連ありそうなところはどんどん下線を引いていきましょう。問題によっては自分で図表を書くといいかもしれません。

ということで午後問題で最も大事なのは「問題冊子にどんどん書き込む」ことです。あとは午前と同様に「悩まない」「焦らない」ことで60点は普通に超えます。そして午前では「途中退室はしない方がいい」と話しましたが、午後では「途中退室は"絶対"しないほうがいい」という強い表現にさせていただきます。午前は知らなかったら詰みみたいな問題がありますが、午後はそういう問題はあまりありません。時間をしっかり使えば答えを導き出せる問題ばかりです。全部解けたというならわかりますが、わからない問題があるまま諦めて途中退室なんて絶対しないで欲しいです。5700円をドブに捨てたようなものです。

最後に

色々話してきましたが、FE合格に向けて一番大事なのは「コツコツ勉強する」、これに尽きます。検索してみると「3日で合格した話」とかヒットしますが、あーいうのは天才かもしくは予備知識がそれなりにあった方のみです。ほとんどの方は3日で合格なんて絶対できません。

とにかくコツコツ勉強すること。FEの試験勉強はスキマ時間でもしやすいです。大学受験などを乗り越えた方ならわかると思いますが、日常生活はスキマ時間だらけです。そこでぼーっとスマホゲームをしているか勉強しているかで日を重ねるに連れてどんどん差が付いていきます。

さて、次の春期試験に向けて12月くらいから続々と各参考書の新刊が発売されます。今から4月の試験に向けて勉強を始めていれば絶対に合格できます。僕も今度は応用情報技術者試験(AP)を受ける予定です。60点を目指すのではなく、満点を目指すくらいの気持ちで臨んでほしいと思います。

お互い勉強頑張っていきましょう! 最後までご覧いただきありがとうございました。