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アニメ,鉄道,アウトドアを中心にesupiが綴る個人ブログ。マイペースにやっております。

まるで旅館!?な近江塩津駅【青春18きっぷ周遊録 北陸編'18春 vol.1】

2年ぶりの青春18きっぷ周遊録ッ! 今シーズンは18きっぷ片手にバンバン乗り潰ししてきましたよー!

'18春シーズンの最初は「北陸編」。タイトル通り北陸方面の乗り潰しをしてきました! 富山目指して北陸本線と3セクのIRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道を制覇します。

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当記事キービジュアル (該当写真は※印で後に記載)

以下記事では当ブログシリーズ「青春18きっぷ周遊録」についての紹介を掲載しています。当シリーズ記事が初めての方はチェック!

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合わせて、'18春シーズンの18きっぷ利用予定も別記事でまとめてます。コチラもどうぞ。

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今回のルート

総距離: 236.0km / 総乗車時間: 258分

3/22~3/24にかけて行った2泊3日のんびり18きっぷ旅の1日目の一部区間です。この日大阪を出発し、琵琶湖線を経由して米原から敦賀方面へ行き、北陸本線や3セクを乗り継いで最終的に富山駅まで行きました! 大阪~米原については'16春の東海道編とルートが重複するので取り上げません。

米原~金沢は現在の(これ重要)JR北陸本線全区間です。北陸本線はもともと滋賀県の米原から新潟県の直江津までを結ぶ路線でしたが、北陸新幹線の開業によって新幹線と同じようなルートの在来線(並行在来線)は3セク化してしまい、JR区間は今のように短くなりました。ということで今回のルートで北陸本線を制覇できてしまうのです。

しかしながら金沢~富山はJR線ではない!...ということは18きっぷは使えません!! とはいえ次の日高山本線に乗る予定を考えると金沢~富山の3セク路線を使わざるを得ないため、今回は仕方なく使っていきたいと思います。18きっぷ周遊録というシリーズ名に反しているけど、まあ元々JR線だったしいいよね。18きっぷ使えないけど。

そして北陸編ですが、記事の長さの都合上2本に分けていきたいと思います。vol.1では米原~福井、vol.2では福井~富山となります。2本続けて読んでもらえると嬉しいです。宜しくお願いします。

【スタート】米原

米原 == 11:01 出発

今朝大阪駅を出発しここまでやってきました。途中草津駅で下車し、10:22草津発の新快速で只今米原です。2泊3日18きっぷのんびり旅1日目、北陸編はここからお送りしたいと思います!

米原駅では車両の切り離しが行われました。12両編成の新快速は前4両と後8両に切り離され、うち前4両が近江塩津行き、後8両が米原止まりになります。すっかり切り離しのことを忘れていた僕たち(esupiと友人H)ですが、何も考えず先頭車両に乗っていたので態々乗り換える羽目には至りませんでしたw

米原で乗客が半減し座席に余裕ができたので、右側座席から琵琶湖が見えるはずの左側座席に移ります。窓の外に目をやると223系が待避線にて停車していました。その後方では新幹線が右から左へ左から右へと何本も駆け抜けていきます。今回の旅でもさっそく新幹線に誘惑されてますw

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米原駅停車中の車窓(待避線停車中の223系)

2泊3日旅の最終目的地が東京の僕たちはここで大垣方面へ行くJR東海の東海道本線に乗り換えるのが普通なわけですが、北陸本線と高山本線の乗り潰しが目的ということでこのまま北上していきます。本当ならばたった1時間弱で行ける米原~岐阜を27時間(富山で一泊)もかけて行くとかけるとなんだかアホらしくなってきましたw

それでは北陸本線制覇いよいよ開始です。

北陸本線(米原~近江塩津)

11:01 米原 == 新快速(近江塩津行) == 11:34 近江塩津
所要時間 33分 / 営業キロ 31.4km

草津から乗車している新快速近江塩津行に乗ったまま米原を出ます。大垣へと向かう東海道本線の橋梁の下を抜け、北陸本線はここから進路をさらに北へと寄せて一気に北上していきます。

米原を抜けて数分で辺りは一面田畑に染まります。

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米原ー坂田 左側車窓

米原の次の坂田駅。反対側はロータリーや駐車場があったりと駅前らしく整備されてますが、コチラ側は駅の後ろはすぐ畑。まるで駅前はとは思えない光景が早速広がります。

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坂田駅名標

下の写真の下方に写ってる溝?を超えると米原市から隣の長浜市に入ります。奥にあるのは長浜ドーム。グラウンドやテニスコートなどが備わったスポーツ施設です。滋賀県では一番大きいハコらしいですが音楽ライブとして活用されたことはないそうであまり知名度は高くありません。

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坂田ー田村 左側車窓

そして次の田村駅。やっと一眼らしい写真が撮れました。実は3月にNikonのD5500というエントリーモデルの初の一眼レフを購入して今回持ち歩いています。

こうやって人間の目のようにどこかにピントを合わした写真が撮れるのは一眼レフの良さ! まだ全然使いこなせてないですが、今回の旅で少しは上達したいところです。

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田村駅 第3種駅名標

ちなみに駅の柱に取り付けられるこの看板は第3種駅名標」っていうそうですよ。なお第1種は駅入口、第2種はホームに吊り下げられたやつ(一般的によくいう駅名標)、第4種はホーム地面に刺さってるやつ(これも割と一般的)なんだとか。となると、さっきの坂田駅のやつは第4種に入りそうですね。

田村駅を出ると長浜バイオ大学が見えます。生物・化学系の専門私立大学です。さっきの長浜ドームの命名権を持っていて、「長浜バイオ大学ドーム」という名称もあるそうです。

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長浜バイオ大学 (田村ー長浜 左側車窓)

長浜バイオ大学を過ぎたあとの進行方向左側車窓では、琵琶湖と田畑のみ挟んで200mほどしか離れていないため、ほとんど障害物無しで眺望することができます。この日は曇天だったので微妙でしたが、晴れていたらきっと綺麗なはず。

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後方に琵琶湖 (田村ー長浜 左側車窓)

長浜市街地に入り沿線に建物が増えてきたのですが、、、

「!?!?」となって思わずシャッターを切ってしまったものがコチラ。

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田村ー長浜 左側車窓

見つけた瞬間東京に住み始めて1年で関西弁が抜けかかっていた僕が「なんやあれ!」と声を出してしまいましたw

さて、その正体は「長浜びわこ大仏」。高さはなんと27mとビル7階分に相当します。良畴寺というお寺にある阿弥陀如来実像です。それにしても住宅地に紛れて在るこの奇妙さ...。

そんなこんなで長浜駅に到着。乗降客数は9000人を超え、米原~近江塩津の主要駅で特急しらさぎもたまに停まります。この駅で折り返す電車が半分ほどあり、つまりここから先は電車の本数が半減するのです。

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長浜駅停車中

長浜駅を出発すれば間もなくして市街地を抜けまたあたりは自然が広がります。伊吹山地から琵琶湖へと注ぐ姉川を渡ります。

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姉川 (長浜ー虎姫 左側車窓)

虎姫に到着。なんかかっこいい駅名! 適当に英訳すれば「タイガープリンセスステーション」ですよ。失礼しました。

しかし強そうな駅名ながらも電車の本数はご覧の通り...。長浜駅以北は日中1時間に1本という現状です。

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虎姫駅 近江塩津方面時刻表

虎姫駅を出ればもう辺りはほとんど建物がなく...。次の河毛駅を過ぎると電車は高時川を渡ります。別名妹川でさっきの姉川の支流です。そして奥に見える道路は北陸自動車道。川は昨日の雨で増水しているようです。

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高時川 (河毛ー高月 左側車窓)

高月駅の次の木ノ本駅はちょっとした市街地です。田舎特有のっていうと失礼ですが、駅前の駐車場が無料のようです。車社会なのでここまでしないと鉄道の利用者数が増えないのでしょう...。

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木ノ本駅 駅前概観

木之本の市街地を抜けると景色はガラッと変わります。いよいよ山間部へと突入です。長浜市余呉町に入ります。余呉町にはスキー場がいくつかあり、僕もだいぶ前ですが大阪に住んでいたときに行ったことがあります。

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木之本ー余呉 左側車窓

ぐる~っと西へとカーブしたところで余呉駅に着きます。これが駅前!?っとなる自然たっぷりのびっくりする光景です。奥に見える湖は琵琶湖ではなく、余呉湖です。立ち込める霧が幻想的な光景を生み出しています。

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後方に余呉湖 (木之本ー余呉 左側車窓)

余呉駅を出ると少し長い余呉トンネルに入ります。余呉トンネルを抜けると一瞬だけ高い位置から琵琶湖が見えるので是非チェックしてみてください。しかしこの間何回も短いトンネルに入ったり木が邪魔だったりと撮影は超難しいです。一眼をまともに使いこさせていない僕は当然ながら失敗しましたw

間もなくして西浅井地区に入り、奥に湖西線の高架橋が見えてきます。ここで琵琶湖の西を行く湖西線と合流です。

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湖西線高架橋 (余呉ー近江塩津 左側車窓)

間もなく近江塩津! 余呉駅と近江塩津駅は4.9kmも離れていて長かったです。木ノ本駅では降っていなかった雨も近江塩津駅に近づくと降り出してきました。天気の崩れやすい山間部はやはり違います。

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余呉ー近江塩津 左側車窓

そんなわけで定刻通り11:34、近江塩津駅に到着です。

【途中下車】近江塩津

11:34 到着 == 途中下車 == 12:01 出発
下車時間 27分

このあと敦賀方面へ行く電車に乗り換えるのですが、30分ほど時間があるので一旦改札を出てみようと思います。日中の敦賀行きは湖西線経由の新快速がほとんどで、米原ルートだと近江塩津止まりで多少待たされるので少々不便です。

そしてこの天気の悪さ。僕とHはどっちも雨男ではないのですが、なぜか一緒になると特殊効果が発動して雨になるんですよねえ。

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近江塩津駅 1,2番ホーム 敦賀方面

「おうみしお...?」

あっ...違う

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近江塩津駅名標

2年前の大回り乗車のときも読み間違えててこの駅名標を見て正しい読み方がわかったのですが、今回もまた読み間違えてましたw

さて今回は大回り乗車ではできない途中下車をここ近江塩津でしていきたいと思います。ホームに降りたほとんどのお客さんは乗り換え客でみんな待合室の方へと向かっていきました。天気がよくて暖かったらホームにいても良いのですが、この日は雨&寒なので僕たちも待合室へと行きます。

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待合室方面階段

改札を出るとこんな感じ。コチラは駅窓口です。これが駅!?となる内装です。ちなみに右奥が改札へと行く通路なのですが、まるでそうには見えません。普通の家ですw

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駅窓口

雨が降る中一瞬だけ外に出て駅舎を撮影してみました。もう完全に旅館...または古民家のような佇まいです。駅入口がばあちゃん家によくありがちな「ガラガラ...」と音を鳴らす引き扉で、駅というよりとても落ち着ける家にお邪魔したような気分になります。

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駅舎

そして待合室へ。次の電車までしばらくここで待ちます。乗り換え客は結構いるため待合室はまあまあ混雑していました。ここでは食事をとったり、本を読んだり、出張サラリーマンらしき人がPCを触っていたりと様々な作業をする人で溢れていました。テーブルがあるのが良いですね。中にある自転車はレンタサイクルです。その自転車の隣のシャッター内にはもともと食堂があったらしいですが、2017年いっぱいで閉店したそうです...。

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待合室

僕はここで予め買っていたコンビニ飯消化で時間を潰しました。人が多かったので結果的にあまり落ち着けなかったのですが、ちょっとした休憩になりました。

再び改札に入ってホームへと戻ります。改札にはICカード専用のリーダーのみが置かれています。乗車券は真ん中のポストに入れるんだとか。僕たちは18きっぷなのでスルーすればいいのですが、こういう改札だと「えっ、行ってええの?」となって少し躊躇します。

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ICカード改札

それでは引き続き北上していきましょう!

北陸本線(近江塩津~敦賀)

12:01 近江塩津 == 新快速(敦賀行) == 12:15 敦賀
所要時間 14分 / 営業キロ 14.5km

今度は敦賀駅までたった2駅ですが湖西線からやってきた電車に乗ります。2駅とはいえ営業キロは14.5kmとなかなかの距離があります。というのもここは峠越え区間なのです。滋賀から福井へ、いよいよ北陸へ入ります。

峠越え区間ということで当然トンネルが多いです。近江塩津発車後は何回もトンネルを入ったり出たりを繰り返します。面白いのが単線トンネルなので下の写真のように各線路が枝分かれするのです。それぞれ高低差があるので上を超えたり下をくぐったり合流したりします。この辺はGoogleマップなどで衛星写真を見てみると面白いので是非。

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近江塩津ー新疋田 左側車窓

下の写真は北陸本線沿いの滋賀県内最後の集落。このあと電車は新深坂トンネルという全長5173mもの長大トンネルに入ります。このトンネル内で県境を超え、福井県に入っていきます。

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近江塩津ー新疋田 左側車窓

トンネルは建造物としては好きなのですが、耳がキーンとなって詰まるのが嫌いで...。過去に飛行機でこれと似た症状が起きてそこから悪化して航空性中耳炎になったほどでとても苦手です

なんとか耐えて、12:08、福井県新疋田駅に到着です。すぐそこに山が立ちはだかり、そこから激しく立つ霧がまた美しいです。そして駅前は家じゃなくてまさかのソーラーパネル祭り。ここは乗降客数50人以下というビックリするくらい乗り降りのない駅です。

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新疋田駅

疋田」ということは「疋田」という駅はあるのかという話になりますが、過去にあったそうです。実は北陸本線は元々木ノ本駅から敦賀駅まで今と違うルートだったそうで、近江塩津などは経由しなかったのです。そしてその旧ルートは今は国道8号が通る道路になっています。疋田駅があった場所はここから北に700mほど先にあり、コチラのほうが今も集落は発展しているようです。

新疋田を出ればなにもかもなくなり、自然がそのまま放置されています。さて北陸本線はここから上り線と下り線が完全に別れます

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新疋田ー敦賀 左側車窓

どんな感じに分かれるかというと...。

なんじゃこりゃ。

実は上り線(米原方面)のみこのように円を描くように1周するのようになっているのです。僕たちが乗っている電車は下りなので基本的に川沿いに真っ直ぐなのです。この上り線のルートを「鳩原ループ線」と呼びます。

なぜこんなことになっているのかは下のサイトがとてもわかりやすかったので説明は省略したいところですが、簡単にいうと「電車は勾配が苦手」ということ。下っていくのはできても上っていくのは勾配を緩めないとできないのです。

鉄道遺産を訪ねて vol.17|歴史|トレたび - ループ線

鳩原ループ線の入口っぽいところを一応撮影できたので。遠くに微妙に架線が見えますね。ここから360度カーブすることで勾配を緩めて上っていくのです。

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鳩原ループ線 入口付近

ループ線を過ぎてまた再び上り線と合流します。ちょうど合流地点の頭上は舞鶴若狭自動車道が通ります。北陸本線との高低差に思わず見上げてしまうはずです。2車線なのでとても細いです。

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舞鶴若狭自動車道 (新疋田ー敦賀 左側車窓)

この高速道路の下を抜けたところで一気に平野部が広がっていきます。日本海敦賀湾に面した敦賀平野です。徐々に家が増えてきて峠を超えたのを実感できます。

ふと途中見えた「昆布館」。敦賀は昆布の流通拠点なんだとか。

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新疋田ー敦賀 左側車窓

www.konbukan.co.jp

そして12:15、定刻通り敦賀駅に着! ホテルの高い建物も見えて久々に都会に来た感じになりました。

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敦賀駅 入線中

1駅間が長い近江塩津~敦賀はここで終わりです。敦賀ではまた乗り換え時間があるのでまた途中下車してみようと思いますよ。

【途中下車】敦賀

12:15 到着 == 途中下車 == 12:38 出発
下車時間 23分

福井県には人生初上陸! ここまで乗ってきた223系さんは折返し新快速姫路行きになるようです。隣に若干見えるのは特急しらさぎでしょうか。

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223系 (敦賀駅停車中) ※

「敦賀」って地名なんかかっこよくて好きです。

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敦賀駅名票

ちょうど昼食時なのでこの乗り換え時間に済ませておきます。改札を出てやってきたのは駅隣接の交流施設、「オルパーク」です。駅構内というわけではないのですが、駅としての機能も一部果たしていて、また交流施設としての機能も持ったユニークな施設です。休憩所の他、コンビニやお土産屋、観光案内所に駅弁屋といろいろあります。

僕たちは写真奥のハートインで昼飯を購入して休憩...。北陸産米を使った福井梅のおにぎりというできる限りご当地っぽいものを買いましたが、舌が鈍感な僕にはただの梅おにぎりでした。でも、いつもどおりおいしかったですよ(福井県民のみなさんごめんなさい)。

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敦賀駅交流施設オルパーク内

飯をちゃっと済ましたら一瞬だけ外に出て色々撮影してきました。下の写真は敦賀駅舎

と、「都怒我阿羅斯等」です。日本書紀に伝わる古代朝鮮の人物なんだとか。読みは「つぬがあらしと」で「敦賀(つるが)」という地名の由来とされてます。ここ敦賀の地の統治を命じられてたようです。

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敦賀駅舎と都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)像

そしてコチラが駅前ロータリー。ものすごく綺麗に整備されててビックリしました。北陸新幹線の大阪方面延伸の際に駅ができるそうで、それに向けて整備が進められてきたようです。ちなみに敦賀駅自体も最近改築が行われたそうで跨線橋など21世紀的な美しいものになってました。

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駅前ロータリー

あっという間に乗り換え待ち時間も終わり、駅へと戻ります。そういや改札口には自動改札機は無くて有人改札になってました。18きっぷの僕たちはどっちにしろ有人改札を通る必要があるのであまり関係ないのですが、自動改札機が無い改札口ににはやはりものすごい違和感を感じますw

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改札口

ここからはアーバンネットワークから完全に分離した北陸本線区間。さらに北へ、北へとゴールの富山駅を目指していきます。

北陸本線(敦賀~福井)

12:38 敦賀 == 普通(福井行) == 13:45 福井
所要時間 67分 / 営業キロ 54.0km

結構時間ギリギリで慌てて駆け込んだので車両撮影は後ほどになりますw

さて、電車はワンマン運転の2両編成521系。これが1時間に1本という驚くほど輸送力の小さい過疎区間です。

そしてまた驚いたのがコチラ、両替運賃箱です。関西本線の加茂~亀山を走るキハ120形に乗ったときに見かけたのが最後でしたが、またここでお目にかかることができました。写真はありませんが、この上には整理券ごとの運賃表があり、「バスか!」となります。

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521系車内両替運賃箱

ここでさらっと整理券の話が出てきましたが、電車の乗車口には整理券を取るところがあります。無人駅→無人駅の乗車の際は電車内で運賃の支払いを行うことになるのです。よって一部駅を除いて停車時に開くドアは一番前だけなのです。

都会とはまるで異なる電車事情を新鮮に感じつつ、終点福井まで乗車します。車内は混雑していて座るところがなかったのでしばらく前面展望を見ながら立つことに。

敦賀駅と次の南今庄駅はなんと16.6kmも離れていて、それもそのほとんどがトンネルです。というのも敦賀と今庄の間には鉢伏山という山があり、これを越える必要があるからです。

下の写真はトンネルに入る前。

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敦賀ー南今庄 左側車窓

もともとこの区間は木之本~敦賀と同じく別ルートだったのですが、山間部をスイッチバックで上り下りする厳しい区間でした。これを解消すべく作られたのが「北陸トンネル」という全長13870mもの長大トンネルです(木之本~敦賀の場合は新疋田トンネルでした)。これによって敦賀と南今庄をほぼ一直線で繋ぐことができ、大幅にアクセスが向上したというわけです。

下の写真はその北陸トンネルを抜けた後。当分は山地の隙間を走り抜けます。

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敦賀ー南今庄 左側車窓

今庄駅。当駅からは後の看板に見えてる「今庄365スキー場」までの直通バスが1日1往復運行されています。ちなみに今庄365スキー場は北陸トンネルのほぼ上にあるそうで。

「今庄365スキー場」という名前だから365日年中スキーできるのか!?」とHと話してましたが、まさかそんなこともなく国道365号線と隣接していることに由来してるそうです。

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今庄駅名標

湯尾でドア付近に折りたたみイスに座れました。田舎のワンマン電車=汚いみたいな勝手な固定観念を抱いてましたが、2006年以降に製造された521系でとても綺麗です。都心部の車両とまったく差異ありません。約10年前に老朽化車両と入れ替えられたようです。さすがJR西日本。

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521系車内 (湯尾ー南条 運転中)

しかしながら上の写真よく見てみると広告の数がかなり少ないです。吊り下げは普通にありますが、側面上部の広告は全くありません。ここにローカル線らしさが残っているといったところでしょうか。

電車は南条駅を過ぎ段々と平野部が広くなってきました。田畑が広がり、天気が良ければとてものどかな光景です。

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南条ー王子保 右側車窓

越前市の中心駅である武生駅に近づき、住宅が増えてきました。武生駅ではドアをすべて開ける対応がなされていました。その武生駅を出て300mほどすると福井鉄道越前武生駅が見えます。

越前武生駅は福武線の終端駅で、ここから福井駅まで北陸本線と似たようなルートになっています。ここから福井駅まではおおよそ街が続きます。

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越前武生駅 (武生ー鯖江 左側車窓)

今庄付近から北陸本線と同じルートで流れていた日野川を西から東へと渡って離れていきます。それにしても天気悪いです...w

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日野川 (武生ー鯖江 左側車窓)

お隣鯖江市の中心駅、鯖江駅に到着です。ここでも武生駅と同様にドア開閉が行われました。下の写真の奥の看板に見えている通り、鯖江市は「めがねのまち」なんだとか。メガネが特産品ってなかなか珍しいですね。僕もいつもお世話になってます。

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鯖江駅

鯖江では特急の通過待ちが行われました。しかしこの特急が遅れてしまい、僕が乗っている電車も数分遅れでの発車となりました。

越前市、鯖江市と住宅街が続く、ブログ的にはあまりおいしくない車窓でしたが、その次の福井市に入ると意外にも車窓が田舎化...。ローカル線らしい田園地帯が復活です。反対側の車窓は文殊山という300mほどの山が近くに迫ります。

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北鯖江ー大土呂 左側車窓

大土呂ー越前花堂でガラッと景色がまた市街地に変わりました。「越前花堂」は「えちぜんはなどう」ではなく「えちぜんはなどう」と読むそうです。初見だとほぼ間違ってしまいますw 越前花堂駅にはJR貨物の営業所もあり、車窓からは貨物車両を見ることができました。

越前花堂駅を過ぎて足羽川を渡れば、福井市の中心部に入り、マンションなど高層の建物が増えてきます。微妙に天気回復してきました。

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足羽川 (越前花堂ー福井 左側車窓)

間もなく福井! 車内気づけば立ち客で溢れてました。高架になると都会にやってきたという実感に満ちてワクワクするのは僕だけでしょうか?

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福井駅到着直前

鯖江駅で多少の遅れが発生したので、約4分遅れで福井駅に到着! またまた乗り換えまで時間があるので途中下車タイムです。

【途中下車】福井

13:45 到着 == 途中下車 == 14:10 出発
下車時間 25分

まずは敦賀ー福井で乗ってきた電車を撮影。223系のデザイン違いみたいな感じですが、北陸地区専用の別車両の521系です。びっくりするほどピカピカしてます。

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521系 (福井駅3番ホームにて)

比較的発展している西口から出てきました。大規模な再開発によって駅前はとても整備されてました。バスターミナル、建物ともにガラス張りの透明です。奥に見える建物は「ハピリン」で、地上21階建ての福井県内で最も高い超高層ビルです。自分が大好きなタイプのデザインの建造物です。

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ハピリン福井

福井駅から離れて西へと歩いていくと、途中路面電車を見かけました。福井鉄道福武線の支線です。福武線は先ほど紹介した武生駅から繋がっている路線ですが、福井駅周辺では軌道線になっています。写真の770形は元々名鉄の車両だったそうです。

え?名鉄に路面電車あったっけ???

ってなるかと思いますが、770形は今はもう廃止された岐阜市内線や揖斐線で使われていたようです。これら路線の廃止によって福井鉄道に譲渡されたんだとか。名鉄時代は当然おなじみの赤塗装でした。

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福井鉄道770形 (福井駅付近にて)

最後に福井駅西口! 今後北陸新幹線の駅が開業するということもあって、敦賀駅と同様にとても綺麗に整備されてます。写真左奥は福井鉄道福井駅です。

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福井駅西口

あっという間でしたが次の電車があるので福井駅に戻ります。

次回予告

次回、「青春18きっぷ周遊録 北陸編'18春 vol.2」4月9日投稿予定!
これにて北陸編は完結。ゴールの富山駅までとオマケをお送りします。お楽しみに。

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