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アニメ、鉄道、ゲーム、コンピューターなどサブカルチャー系を綴る個人ブログ。マイペースにやっております。

高尾山の次は「丹沢大山」? これが本当の『登』山【ゆるっ登山】

6月に入り初夏を感じる陽気。梅雨入り前の晴天の日に登ってきました! 今回は神奈川県にある「大山」です。

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当記事メイン画像 (該当写真に※印)

高尾山の次に登る山にぴったりで人気ということで登ることに決めました。高尾山に似て観光要素がやや強いのが特徴です。しかし標高はなんと高尾山(599m)の約2倍1252mです。さらに登山難易度は"上級"!? 果たして本当に高尾山の次の山なのか実際に登ってきました! さっそくゆるくない雰囲気が漂いますが、できる限りゆる~くお送りしていきます!

シリーズ自体の詳細は以下ページにまとめています。当シリーズの他の記事や今後の登山予定をご覧になりたい方は是非チェックしてみてください。

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前回

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データ

これまでを総合したデータはシリーズ案内ページにまとめています。

登頂した山

大山 (1252m)

神奈川県の丹沢山地に属する山の1つで阿夫利神社など観光地としても有名。鳥取の大山(だいせん)と区別するために「丹沢大山」と呼ばれることが多い。登山口へは小田急伊勢原駅が最寄りで首都圏からのアクセスは良好。

難易度: [上級] Lv48 (やまクエ参照)

www.yamaquest.com

※以下当記事では「丹沢大山」ではなく「大山」と表記しています。

タイムテーブル

2018年6月3日(日) 08:27~16:24 (日帰り)

上り:166分 / 下り:91分 

08:27 - 伊勢原駅 [発]
-->  93分 (県道611号線など) -->
10:00 - 大山ケーブルバス停 [着]

10:10 - 大山ケーブルバス停 [発]
--> 62分 (こま参道, 男坂) -->
11:12 - 阿夫利神社 [着]

11:18 - 阿夫利神社 [発]
--> 98分 (富士見台ルート) -->
12:54 - 大山山頂 [着]

14:43 - 大山山頂 [発]
--> 91分 (見晴台ルート, 女坂) -->
16:24 - 大山ケーブルバス停 [着]

登山道は限られていて、大山ケーブルバス停から登る際は阿夫利神社までケーブルカーもしくは男・女坂で行き、阿夫利神社からは富士見台ルートか見晴台ルートのどちらかになっています。山頂経由で2つのルートを1周して神社に戻るルートがメジャーらしいので今回はそれで行きます。

※一部ルート名は自分が勝手につけたもので正式名称ではありません

天気

晴れ

多少の雲は見られたものの良好。やや蒸し暑かった。

ルート詳細

※本当は伊勢原駅がスタート地点です(YAMAPのGPS記録開始を忘れていたことに途中で気づいたため)

【距離】15.4km / 【標高差】 1210m

※ルートに関連するデータは伊勢原駅スタートとして一部修正しています

駅から徒歩で登山口コース  (伊勢原駅~大山ケーブルバス停)

08:27 伊勢原駅[発] == (93分) == 10:00 大山ケーブルバス停[着]

※すべての画像はクリックすると拡大されます

スタートとなるのはコチラ大山登山の最寄り駅となる伊勢原駅です。朝の8時半でございます。友人くんが寝坊したり色々あって予定より1時間も遅れてます。まあ全然時間余裕あるからいいか、と呑気に構えてる2人です。

駅前には大きい鳥居が。近くに神社は見当たらない...? 実はこれ大山にある「阿夫利神社」の鳥居なんです。なぜこんなとこに。

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(左) 伊勢原駅北口 | (右) 阿夫利神社鳥居(伊勢原駅前)

大山に行くにはここから神奈中バスで大山ケーブルバス停に行くのが普通なんですが、僕たちは普通じゃない変人(語弊)なので歩くことにします。高尾山に続きまた登山前の平地歩行です。

Yahoo地図先生曰く伊勢原駅から大山ケーブルバス停までは7.2km徒歩90分で行けるそうです。これならなんとか行けそうなので310円のバス代をケチってチャレンジしてみました。

しかし歩き始めてしばらく立ってから気づく。

めっちゃ暑い

見るからに暑そうなこの写真。中央に見える一番高い山が大山です。今からあそこに行くのかと思うと果てしない。

なお調査不足だったのですが、実はこの7.2kmで標高差290mもあり、ただの平地歩行じゃなかったのです。

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大山 (伊勢原市上粕屋(県道611号線)より)

大山の麓の地区ではこの日防災訓練が行われていて頻繁に消防車が道を行き交ってました。坂が段々急になります。暑さに弱い友人くんは辛いモード突入。まだ登山が始まってすら無いのに「ゆるさ成分」が消えました。ちなみに友人の真逆で僕は寒さに弱い人間なのでそこまで苦痛ではなかったのです(なおこのあと死にます)。

「丹沢大山国定公園」という案内の門がありました。ここで「もうそろそろバス停か!?」と期待しつつもここからが長かった。普通に実はまだ距離があったっていうのもあるんですが、道の傾斜が徐々に急になっているので自然と歩くスピードが遅くなり全然バス停に着かないんです。

ここまで大山ケーブルバス停行きの神奈中バスに何回抜かされたか...。バスに乗るなんて甘えと思ってすみませんでしたw

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丹沢大山国定公園 歓迎門

僕が友人くんに「頑張れあと少しだ」と言ってたのですが何回その言葉をかけてもゴールに着かないので逆効果だった模様で...w なんやかんやあってなんとかバス停に到着。友人くんは「俺登れる気しないわ...」と死んでました。僕も疲れたのでここで一旦休みます。

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大山ケーブルバス停

登山する前からここまで疲れてる登山客なんて僕たちぐらいでしょう。これは失敗しました。ルート自体はそこまで厳しいものではなかったので大体暑さのせいです。ちなみに伊勢原駅からバス停までは結果93分かかり先生が教えてくれた時間とほぼ同じでした。つまりこれで予定通りだったのです。

10分位日陰で休んで水分補給したら友人くんが回復してくれたので出発です。バス停の標高は330mくらいなのでここから山頂まで900mほど登っていきます!

【上り】こま参道・女坂

10:10 大山ケーブルバス停[発] == (62分) == 11:12 阿夫利神社[着]

大山ケーブルバス停を出ると「こま参道」というお土産屋などが立ち並ぶ道を通っていきます。そこまで広い道ではなく、ケーブルカー利用客もこの道を歩いていくため混雑するポイントとなっています。

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こま参道入口

こま参道の地面には大山の名産品である「大山こま」のイラストが描かれたタイルが設置されていて、こまの数を数えるというゲームを楽しめます。これは当時「3」と思ってましたが不正解でした(後ほど紹介します)。

階段の数は全部で362。お土産屋の他に旅館や名物の豆腐料理を楽しめる食堂など多くの店があって楽しいので階段の多さは全然気になりませんでした。

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(左) 大山こまタイル | (右) こま参道

こま参道を抜けると大山ケーブル駅に到着です。ここでケーブルカーに乗れば標高678mの阿夫利神社まで一気に行けます。これに乗るか乗らないかで大山登山の難易度がだいぶ変わってくるので自分のレベルに合った方を選びましょう。今回もやはりゆるいゆるくないは関係なく「登山」を楽しみたい僕たちは使いません。

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大山ケーブル駅

さてケーブルカーに乗らずに阿夫利神社まで行く場合、男坂もしくは女坂を使って行くことになります。僕たちは上りは女坂、下りは男坂で行くことにしました。分岐点を過ぎるとしばらく綺麗に整備された石段を登りつつ森の中を進んでいくことになります。伊勢原からの徒歩ルートではあんなに暑かったのですが、森のなかに入れば早速涼しさを感じました。

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(左) 男坂と女坂の分岐点 | (右) 女坂序盤

こんな綺麗な階段がずっと続けばいいんですがそう甘くなく。段々と階段がになってきます。雑というのは要するにこんな感じ。凸凹が激しく不安定になるのです。

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段々険しい石段に

急な階段を登りきると阿夫利神社...ではなく大山寺に到着です。大山寺は東大寺も開いた良弁によって創立されたお寺です。

僕は全然知らなかったのですが、このお寺は「土器投げ(かわらけなげ)」という行事が有名なんです。300円で2枚購入できる自然に還る素材の土器を崖下に向って投げ、下方にある直径2.5mの輪っか(福輪)を抜けることに成功すると幸運がもたらせるというもの。時間があれば登山の息抜きに挑戦してみるとどうでしょう? やってる人を見かけましたがなかなか難しいようです。

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(左) 大山寺 | (右) 土器投げ

休憩中じっとしてると伊勢原からの徒歩ルートでかいた汗が冷えて寒くなってきました。風邪をひかぬようしっかりと拭き取ってから出発します。

大山寺を出ると無明橋という小さな橋があり、この近くに公衆便所があります。友人くんはちょっとここで用を足しに。待機中傍にこんなものが置かれていることに気づきました。ヤマビル退治用の塩とは??

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ヤマビル退治用の塩(無明橋にて)

調べてまずわかったことは「登山する人はヤマビルのことをわかっておくべき」ということ。せっかくなので知らない人へ簡単に紹介したいと思います(長かったら適当に読み飛ばすがよし)。

ヤマビルはヒルという生物の1種。ナメクジとミミズが合体したような生物です。大きな特徴は人間の血を吸うという点。ヤマビルは名前の通りこういった登山道によく出没し知らぬ間に吸われて被害にあってしまうのです。ヒルの唾液には麻酔成分が含まれていて気づかないことが多く、気づいたら吸われてて出血してたなんてこともあるみたいです。その対策として先ほど紹介した「塩」や「アルコール」が有効的。ナメクジと同じで塩をかけると水分が抜けていくので簡単に退治することができるため、このように登山道に塩が置かれているのです。

なるほど。登山中のちょっとした発見で重要な情報を知ることができました。今後も登山を続ける僕たちはきちんと対策しておかないとですね。

登山はゆる~く楽しみつつ、でも安全対策はバッチシやっていきましょう。これが「ゆるっ登山」のスローガンです。

話戻して...女坂ラストスパートに入ります。終盤の階段は相当急峻で、そもそも階段と言っていいかも怪しいくらい凸凹しています。幸いにもちゃんとした手すりが設置されているので安全ですが、果てしなく続く階段地獄はなかなか終わりません。

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女坂ラストスパート!

なんとか登り終えると男坂と合流し、そこから少し先に行けば阿夫利神社に到着です!

阿夫利神社

大山ケーブルバス停を出てこま参道、女坂と1時間ほど歩いて大山登山の中間ポイントといえる阿夫利神社に到着しました。標高は700m弱ですでに高尾山を越えております。そして山頂まで飲み物がもつか不安だったのでこちらの茶店で水を購入。200円です。めっちゃ高くはないけどそこそこのいい値段します。

こちらの茶店では「ルーメソ」も食べれるみたいですね...えっ!? ルーメソ?

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茶店 さくらや

実はこれ「ラーメン」のこと。この暖簾は本当は縦に吊るさないといけないものなんです。確かに縦向きにしてみると...ラーメン! 店主さんが間違って取り付けたのがきっかけでそのままにしてるんだとか。

さてさて、まだ途中とはいえ高尾山を越えているため、阿夫利神社からでも平野を見渡すことができる雄大なパノラマを楽しむことができます。山頂からの景色がもっと凄いものだと想像するとワクワクしてきますね!

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阿夫利神社からの眺望(湘南方面)

おそらくケーブルカーで来たであろう軽装の方もちらほらといました。阿夫利神社が観光地としても人気であることがよくわかりますね。阿夫利神社は関東三大不動の1つとして有名で初詣のときは賑わいを見せるんだとか。僕はこれまで初詣で山にある神社に行ったことがないのですが、標高の高いところからの美しい初日の出を楽しめることを考えると今後行きたくなってきました。

ちゃんとお参りして今回の登山の安全祈願。よろしくおねがいします。

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阿夫利神社

大山登山はここからが本番。高尾山と違ってケーブルカーで頂上近くまで行きません。ここから徒歩90分で頂上へ行けます。ケーブルカーの利用問わず頂上に行く方はきちんとした登山格好で行く必要がありますね。

この小さな鳥居を出て森の中へと進みます。まさかここが登山道とは思わず最初はここをスルーしてしまいました。他にもスルーしている人が何人かいて笑いますw

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阿夫利神社 山頂本社 鳥居

ゆるっと登山を楽しむ当記事ですが、ここからは僕にとってゆるさなんてどこかへ行った「戦い」の始まりです...。

【上り】富士見台ルート

11:18 阿夫利神社[発] == (98分) == 12:54 大山山頂[着]

ここからは階段ではなく坂道がベースになってきます。左の写真のようにごつごつとした大きな岩散らばっているところが多くあり、足場には十分注意したいところです。

ちゃんとした休憩所は山頂までないですが、右の写真のように休憩所っぽいところがいくつかあります。当初の予定ではほぼ休憩なしで山頂まで行く予定だったのですが、神社を出発して15分ほどでさっそく休憩することにw 思った以上の傾斜でしんどい! あとなんか空気が薄くなってきた気がします。1000m近いところまで来ると地表との空気の違いがわかりますね。

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(左) なかなかの傾斜... | (右) ちょっと休憩

「これが『登る』『山』と書いて登山か...」と思いました。地面には固定されていない罠のような岩がいくつかあり、引っかかって滑りそうに。危ない危ない。道脇には何もないので勢い余ると滑落してしまいます。

また岩をよじ登っていくような相当な傾斜があるポイントもたくさんあります。ふと周りを見渡すとトレッキングポールと呼ばれる道具を持ってる人がちらほら。スキーのストックみたいなもので足の負担を和らげる登山アイテムです。トレッキングポールの必要性については疑問視してましたが、なるほど結構役立ちそうです。次の登山に向けて参考にしようと思いました。

それにしても....

全然ゆるくない

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(左) 足元に要注意 | (右) 自然を肌で感じつつ..,,

大変、大変、ばかり言ってますが、緩急激しいので場所によってはなだらかでスイスイ行けるところもあります。綺麗に整備された石段だったり、左の写真のように人工物まるだしのご褒美ゾーンもあります。「木ってこんなに足の負担が少ないんだ」と実感させられました。

しかしご褒美はずっと続くわけでもなく。右の写真、奥の方には大量の岩が散乱しています。あんなところを通っていくのか! この先はやはり難所なのか渋滞が発生していました。最近登山専門店で買った靴でものともせず登山道を先へと行く友人くん。一方ただの運動靴の僕...。今回の登山で自分に何が必要かよくわかってきました。経験してこそケチらず必要だとわかるものですね。

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(左) ご褒美ゾーン? | (右) 根っこが丸見え

登山道からは時折木々の裂け目から遠方の景色がよく見えます。頂上からの景色が待ち遠しいです。

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時折木々の隙間から壮大なパノラマが覗かせる

どこかの休憩ポイントで下に目をやるとこんな面白い植物が。初めて見ました。もしかしたら標高の高いところでしか生息しない植物とかでしょうか?

休憩所はこういった植物を楽しんで安らぎ、また岩だらけの急な坂道を登っていきます。こんな登山道がずっと続きます。徐々に僕は疲れてきて会話が消滅してました。あとなんかちょっと肌寒いんですよね。意識も朦朧とまでは行きませんが少しぼーっとしてきました。

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(左) 高原植物? | (右) 今にも転がってきそうな岩々

ものすごい今更なことですが、これまで2回の登山を通じて、行き違う人に「こんにちは~」挨拶するのがマナーだと知りました。いいですよね、挨拶。マナーなんで強制するつもりはないですが、お互い元気よく挨拶すると気持ちいいものです。終盤死にかけてた僕ですが、

僕「はぁ・・・はぁ・・死ぬ」
誰か「こんにちは」
僕「こんにちはー!」

と挨拶だけはきちんと心がけました。中には「あと15分で山頂だから頑張って!」と声かけてくれる人もいたりと、、(泣) コミュニケーションって本当に大事ですね。人間のぬくもりに勝てるものはないです。

右の写真。二十七丁目までやってきました! 大山は「X合目」と同じような意味合いで「X丁目」と自分がどこまで登ってきたかを示す指標が設定されています。全部で二十八丁目まであり、ここ二十七丁目は山頂目前というところ。脱水症状っぽくて意識飛んでいきそうでした。ゴールは目前なのでここは男として気合で登っていきます。

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(左) 唐突に現れる人口道 | (右) 二十七丁目石柱

山頂まであと少し、、。しんどすぎてカメラのピントとかもうどうでもいい状態です。

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山頂まであとわずか

最後は一段一段登るのも一苦労。友人くんはなんでそんなに元気なんだ。マラソンが得意だったりと体力に自信のある僕でしたがなぜここまで疲れているのかわかりません。

何はともあれ大山山頂に到着です!!!!

大山山頂

標高1252m、伊勢原駅を出発して約4時間半大山山頂に到着しましたー! なんだこれめっちゃキツイ。キツすぎる。友人くんは余裕そうなのに自分だけおかしい。高尾山の次に登る山としてオススメされてましたが自分にとっては高尾山とは比べ物にならない疲労感です。

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大山山頂

疲労限界を越えて死に際に撮った写真。奇跡的に綺麗に撮れてて素直に感動です。

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山頂からの景色 (相模湾方面)

山頂広場は高尾山ほどはさすがになく、人気の山の割にはそこまで広くありません。よって混雑が激しいです。僕たちが着いたのは13時ぐらいですが、山頂で昼食にする人が多いので12時だともっと混んでるかもしれませんね。

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賑わう頂上広場

適当に空いているスペースがあったので持参していたレジャーシートを敷いかなり重い腰を降ろします。山頂直前くらいで飲み物が切れていたので「なんでもいいから買ってきてほしい」という遺言を友人くん残して


(...体育座り状態で一瞬で寝てました)

「おい!」と呼ばれて買ってきてくれたお茶を無意識に受け取って飲みます。山頂で飲む一杯は体が浄化されそうな旨さ...。言葉通り生き返りました。一瞬で飲み物のほとんどを消費しまったので知らない間に脱水症状or熱中症になっていたかもしれません...。自分は汗をあまりかかないタイプ(=いつのまにか熱中症になりやすいタイプ)なので気をつけたいですね。今回の登山の一番の反省ポイントです。

ここで友人くんから衝撃的な一言が。

「これ300円ね」

まじかよ...。インフレをいつでも体験できるのも「登山」です。

復活してきたのでお待ちかねの昼食にしましょう! 前回の高尾山の反省を踏まえて今回は計画的に準備してきました。メニューは「カップラーメン」と「ふりかけごはん」。いたって普通の昼食。しかし山頂で食べる場合は全く別物です。

湯沸かしにはすっかりゆるキャンにハマってしまった友人くんが買ったコチラのバーナーを使っていきます。ゆるキャン勢ならわかる納得のカレー麺は友人くんが持ってきたもの。僕も使わせていただくことにし、欧風チーズカレー麺という1回も食べたこと無い謎のカップラーメンを持ってきました。

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ソト マイクロレギュレーターストーブ (SOD-300S) とカレーヌードル

コールマンのコッヘルに持ってきた水を入れて沸かしていきます。外での料理(...と呼んでいいかはさておき)は楽しい! 高校化学の蒸気圧を思い出せば、標高が高くなるほど沸騰する温度が低くなります。諸条件によって変動しますが、およそ標高1200mの大山山頂ではだいたい95度で沸きます。

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コールマンのコッヘルで湯沸かし中...

続いてごはんですが、さすがにここで炊くのは無理なので予め炊いたやつを持ってきました。使ったツールがコチラ。

サーモス ごはんが炊ける弁当箱 約0.7合 ブラック JBS-360 BK

サーモス ごはんが炊ける弁当箱 約0.7合 ブラック JBS-360 BK

 

容器に米と水を入れてチンしたらその容器をそのままケースに入れるだけという画期的な弁当箱。今回初めて使ってみました。味の方は家の炊飯器で炊くごはんと差がほとんどなくとてもおいしかったです。登山に限らずこれはかなりオススメしたい。ふりかけは適当に持参してきました。

肝心のできたラーメンの写真は食うのに必死で撮るの忘れました。誠にブロガー失格である。

昼食を済ましたら1時間くらいレジャーシートの上で寝てました。ぽかぽかと暖かい中での昼寝は最高でした...。

あんまりゆっくりしていたら日が暮れるので最後に山頂付近を散策して下山に向かいます。これがさっき友人くんが300円のお茶を買ってきてくれた茶屋です。かき氷とかいなり寿司とか色々売ってます。この日かき氷は大人気ですべての味が売り切れになってました。

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大山山頂茶屋

普段と違うことは飲み物の値段だけではありません。無料が当たり前のトイレさえチップ制です。協力金として100円が設定されてます。払わないと犯罪とかそういうわけではないですが、ここは山にお邪魔している者として払うべきですね。僕はちゃんと100円払ったのですが、見ている限り払ってる人は1人もいませんでした。チップに馴染みのない日本では難しいようですね...。ちょっと残念。

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山頂トイレチップ塔

山頂からの他の景色も見ていきましょう。まず都心方面。語彙力がない。ただただすごい。

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都心方面を望む

丹沢山方面も見てみましょう。天気がもっと良ければ富士山も見えるらしいですが、若干雲が広がっているこの日はダメでした。

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丹沢山地

山頂では2時間弱の滞在。しっかりとした休憩に昼食、素晴らしい景色と十分に満足できました。それでは下山です。

【下り】見晴台ルート・男坂

14:43 大山山頂[発] == (91分) == 16:24 大山ケーブルバス停[着]

帰りは見晴台を経由するルートで降りていきます。登山道は行きと比べてかなり整備されてました。木で組まれた階段やゆるやかな坂道が続きます。歩く距離は長くなりますが、下山にはぴったりです。傾斜が急なルートは下りだと相当危ないですもんね。

途中綺麗に視界が開けたところがありました。手前は平塚・茅ヶ崎で奥に広がるのが相模湾です。そして手前の山間は僕たちが駅から登山口まで歩いてきたところです。

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平塚・茅ヶ崎方面を望む (中央付近に見えるのは県道611号が通る谷間) (※)

地滑りが起こった跡のようなところがあってちょっと怖くなりました。自然の恐ろしさを目の当たりに...。

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地滑り後?

ゆる~いルートだなあと思って歩いてましたが一部こういったミニ鎖場があります。はじめての鎖場にちょっと興奮。行きの登山道でこれ欲しかったポイント沢山あったんですけどね。

だんだんと傾斜は急になり、木の太い根っこが妨害していたり幹が横倒しになっていたりと危険な箇所がいくつもあります。滑落事故が起こっても全然おかしくありませんね。

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(左) 鎖場 | (右) 危険箇所だらけな下り

山頂から50分で見晴台に到着です! ここで一休み。山頂では普通にネットに繋がりましたが、コチラは圏外です。休憩中ついスマホを弄って「あっ、圏外だったわw」となるやつ。自分がいかにネットに依存しているかがよくわかりました。外部からシャットアウトされた環境で自然を体全体で感じます。空気がとてもおいしいです。

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見晴台からの景色

10分ほど休憩したらまた出発です。見晴台は他の登山道との分岐点になっているので間違わないように注意しましょう! ちゃんと案内はあるのでそれに従えば問題ありません。

この先なかなか凄いところを歩いていきます。YAMAPの登山地図でも「危険箇所」と表示されています。しかし事故多発により対策でもしているのか登山道はご覧のように行きと比べてかなりの親切設計となっています。滑落しないようにワイヤーやロープが張られ、一方上の方はがけ崩れ防止用のネットがきっちり張られています。道幅はとても狭く行き違うのは大変そうです(時間もあって登り客とすれ違うことはありませんでした)。

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(左) 十分に安全対策が図られた登山道 | (右) 急峻な崖に沿うように

危険箇所を過ぎると「二重滝」という見どころスポットにやってきます。そこまで大きな滝ではないですが見ていて癒やされます。

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二重滝

近くにはダム跡みたいなのが。これはなんでしょう...?

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ダム跡?

あとはひたすら歩いていけば阿夫利神社近くを経由して、男・女坂の分岐点にあっという間に到着します。見晴台からここまで20分ほどです。地図で見れば結構な距離がありましたが下りだと本当にあっという間でした。登りの難易度が高すぎますねw

帰りは男坂で下りることにします。ここで余談ですが、男坂と女坂の違いについて調べてみたところ、急な方が「男」、緩やかな方を「女」としていることがわかりました。よってもし登山ルートに男・女坂があれば、登りは男、下りは女で行けばいいとわかりますね。なお今回は大山寺に先に寄りたかった関係で逆になっています。

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男坂と女坂の分岐点 (頂上側)

これまでの下り道とは比べ物にならないぐらい急な傾斜でした。こんな石階段が永遠と続きます。相当ここで標高稼いでますねw 友人くんはちゃんとした靴を履いているのでサクサクと先を行くのですが、僕は普通の靴なので滑りやすくてとても大変でした。土だとまだ良いんですが、石だとツルツル滑るので大変ですw

ちなみに今回の登山で気づいたんですが、下りは小走りで行くのが足の負担が少なくて良いですね。勿論危険箇所では慎重に行きたいところですが、行けるところは早く行く方が地面に足をついたときの負担が全然違いました。軽くスキップするように歩く感じです。

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(左) かなり急な石段が続く | (右) 自然の中に突如として現れる鉄骨階段

女坂より距離は短く15分ほどでケーブル駅近くの合流地点までやってこれました。ここまで来たらあとはウィニングラン。こま参道を通っておしまいです。ここで行きは見逃した大山こまの数え方の看板を発見。大きいこまは「10」として数えるんですね。ということで序盤に登場した写真のこまの数は12ということになります。これを踏まえてもう一度数えながら歩いてみると踊り場ごとに数が1ずつ減っているのがわかりました。

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こまの数え方

そしてついに登山道を出発して91分経った16:24、大山ケーブルバス停に帰ってきました~! これにて大山制覇です!! 帰りは迷うまでもなくバスで伊勢原駅へと帰りました。車内は登山客で一杯です。みんな座って帰りたいようでバスが来てても席が埋まってたら見逃して次のバスで座るようにしていました。僕たちもそうしました。バスの本数は十分にあるのであえて見逃すのはアリですね。登山後に揺れるバス内で立ち続けるのは相当苦痛ですw

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伊勢原駅行き神奈中バス

消費カロリーはなんと2300kcal。成人男性が1日あたり摂取すべき目安を逆に消費してしまうというかなりの運動量でした。十分にカロリーを摂取するために夕食は庶民の味方サイゼリヤでおなかいっぱい食べました。運動後の食事は最高でした(勢い余って食いすぎました)。

そんなわけで以上、大山登山録でした。

評価・感想

ゆるっと評価

※客観性に乏しい個人的なゆる~い適当な評価なのであまり参考にしないように! 10点満点1点刻み。各評価の詳細はコチラをご覧ください。

【難易度】6 【体力】5 【自然】6 【アクセス】7

この評価は登り女坂+富士見台ルート、帰り見晴台ルート+男坂で行った場合です。ルートやケーブルカーの利用有無によって変わってきます。

(コメント)

歩行距離は長くないので体力はそこまで必要ないかと思いますが、傾斜が急なので難易度は高め。山クエが上級判定するのも納得です。富士見台ルートと見晴台ルートでは全く特性が異なります。頂上からの景色は富士山が見えれば文句なし。アクセスは駅からバスを使うのが若干不便ですが、都心からのアクセスはまだしやすい方です。

感想・反省点

【感想】観光要素もしっかりとあってバランスの良い山

大山寺や阿夫利神社など高尾山には及びませんが観光要素があり、そして頂上に行くまでは本格的な登山が楽しめたりとバランスの良い山です。本当の「登山」というものをしっかりと楽しみたいと考える僕のような初心者にはぴったりです。高尾山とは全然違いますが、次に登る山としては納得できます。

【感想】景色良い(語彙力)

シンプルに。本当に景色が良い。さんざん本文中で語ったので詳細はここでは省略しますが、登るなら天気の良い日に登らないと登山の楽しみの半分くらい失われて勿体無いと思います。富士山が見えたら最高ですね。

【反省点】適度な水分補給

今回登りで頂上付近で気づかぬうちに脱水症状っぽくなってしまい、ペースが落ちてしまいました。喉があまり渇かないからと水分補給を定期的にしなかった結果いつのまにか体の水分が失われていました。今後の登山では喉が渇いてなくてもきっちりと時間を決めて定期的な水分補給を心がけようと思いました。

【反省点】次までに買っておいたほうが良いと感じたもの

  • 登山靴
    高尾山登ったくらいじゃ登山がどういうものなのか全然わかってませんでしたね。今後の登山では絶対必須だと思いました。絶対に次の登山までに買います。
  • トレッキングポール
    必要なのかと悩んでましたが、斜面が急なところでは足の負担軽減に役立ちそうと感じました。実際使っている人が結構いたので検討です。ただカメラ撮影がしにくくなりそうなのが難しいところ。

他にも色々ありそうですが、この2つは必要度が高いと今回の登山でわかりました。

 


いつものことながらとても長い記事になってしまいました。もしここまで読んでいただいたなら感謝の極みです。

以上、ゆるっ登山vol.2「丹沢大山」でした!

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次回は7月中旬ごろに神奈川県の「塔ノ岳」(予定)をゆるっとお送りします。