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アニメ、鉄道、アウトドアを中心にesupiが綴る個人ブログ。マイペースにやっております。

【2019年春期】応用情報技術者試験(AP)に合格した話 (試験感想編)

お久しぶりです。esupiです。約4ヶ月ぶり、そして今更ながら令和初のエントリーですね。色々多忙だったのと、ブログに対するモチベがどうしても上がらなかったので、しばらく投稿できてなかったのですが、久々にぶろぐりようと思います。

さて、6月21日正午、ついにSG/FE以外の情報処理技術者試験の結果が発表されましたね! 僕は去年の秋試験でFEを取れたので、今回はAP(応用情報技術者試験)を受験しました。

結果は無事合格。試験終了直後からほぼ合格を確信していたのですが、それでもこの2ヶ月間落ち着きませんでした...w 今日やっと胸のつかえがとれた感じです。

というわけでFEのときに続き、今回も僕がAP合格に至るまでのプロセスを、APをこれから挑戦しようと考えている方や不合格になってリベンジしようと考えている方に向けて、「合格体験談」としてAPの紹介試験の感想から始まり、参考書や勉強法などを紹介したいと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。

なお当記事は「試験感想編」です。参考書や勉強法のみ知りたい方は「勉強法紹介編」をご覧ください。

(勉強法紹介編 - 6月24日19時投稿予定)

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当記事サムネイル

FEの合格体験談については以下記事をどうぞ。

blog.esupi.jp

FE記事とほぼ同じ構成で進めていきます。FEとの違いを中心に述べていこうと思います。

応用情報技術者試験(AP)とは?

一応説明。多分この記事にアクセスしてくれた方なら知っていると思いますが...。

応用情報技術者試験は経産省が実施する国家試験「情報処理技術者試験」の区分の1つで、4段階のスキルレベルの中でレベル3の試験となっています。大体、ITパスポート(これは飛ばす人が多い)→基本情報技術者試験→応用情報技術者試験という順で受ける人が多いです。英語名称が「Applied Information Technology Engineer Examination」なので略して「AP」と呼ばれることが多いです(勝手に「Advanced Programmer」と思ってた)。

www.jitec.ipa.go.jp

APはFEと同様に年2回(春/秋)の実施で、年間10万人ほどが応募し、合格率は約20%ほどとなっています。FEと比べて受験者数はやや少ないものの合格率はほぼ同じです。対象者像が「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」(引用:1.対象者像)とあるように、ITエンジニアとしてより高いスキルが問われます。FEは「ITエンジニアの登竜門」と言われてますが、APは「ITエンジニアとしてのレベルアップ」「スキレベ4(高度情報技術者試験)への登竜門」なんて呼ばれたりします。

試験の概要を話しますと、これもFEと同様に午前試験午後試験に分かれていて、午前試験が四肢択一(80問)。ただ午後問題はFEと違って記述式になります。どちらも100点満点、60点以上で合格になります。

午前問題

FEと同様に3つの出題分野に分かれます。

  • テクノロジ - 約50問
  • マネジメント - 約10問
  • ストラテジ - 約20問

範囲は相変わらず広いですが、FEとの難易度差は小さく、FEの過去問から引っ張ってくることも...。このへんは後ほど話します。

1問あたりの点数は単純に100を80で割って1.25点です。

午後問題

これもFEと同様に長文問題ですが、解答方法が多肢択一式だけでなく記述式の設問も追加されるのが大きな違いです。大問は以下11問あり、このうち情報セキュリティは必須、残りから4問を選択する形になります。

  • 情報セキュリティ
  • 経営戦略
  • プログラミング
  • システムアーキテクチャ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

FEで必須だったアルゴリズムとプログラミング言語系が選択問題の「プログラミング」にまとまっているので、プログラミング経験が乏しい方からするとAPの午後問の方が内容的に簡単になるんじゃないかと思います。

大問1つの点数が20点で、5問選んで100点になります。小問の配点は公開されてません(正答率とかで配点調節されたり...?)。

結果

まずは自分の結果から、2019年春期のAPについて、感想を述べていこうと思います。

点数

試験の結果は以下の通り...。FE、APと続けて1発で合格できてとても嬉しいです。しかしなんともいえない点数...w ギリギリでも高得点でもなくてネタにならないのでブログ的には困ってますw

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試験結果

午前は81.25点。FEでは90点超えたのでAPでも狙ってたのですが流石に厳しかったです。各分野の得点率は横並びでまんべんなく落としてたようで...。また自己採点が85点なので、よくわかりませんが2問ほどマークミスか問題用紙へのメモミスが発生しているようです(後者だと思いたい)。

午後は71点。合格者の中では良い点数とはいえないですね...。今回の問題は比較的易しいレベルだったのでもっと高得点を狙えると思ってたのですが、凡ミス・ケアレスミスが積み重なってこういう結果に。選択分野は完全にテクノロジ寄りですね。記述を極力避けたかったので、マネジメント系は1つも選びませんでした。

なお午後の自己採点結果は74点でした。今回もTACの解答速報に掲載されている配点予想を元につけました。FEもAPも実際の点数に近いものになったのでTACはなかなか優秀だと思います。ちなみに記述の自己採点方法ですが、模範解答から配点分のキーワードを見つけて(3点問題なら3つ)、自分の解答にそのキーワードが何個含まれているかで点数をつけるのが良いと思います。

www.tac-school.co.jp

コメント

ここでは2019年春期のAP問題について好きなように感想を述べていきます。僕と同じくAPを受けた方に共感してほしいところです。問題文とか選択肢の詳しい内容は説明してないので、お手元に冊子を用意して見てもらえばと思います。

午前問題

僕が気になったり落としたりした問題からいくつかピックアップしていきます。

  • Q.11 - Zigbee
    聞いたことあるけどどういう通信規格は完全に覚えてなくて、アはBluetooth、イはIrDAとすぐ消せたのですが、ウかエで非常に悩みました。最後は完全に当てずっぽうでエを選んでドボン。エは特定小電力無線局の説明です。僕の記憶が正しければ多分APに出たのは初めての問題じゃないかなと...。ES(エンベデッドシステムスペシャリスト)には過去何回か出題されているようです。
  • Q.26 - 3層スキーマ構造
    間違えたことを猛省したいです。要するに概念スキーマは論理構造を定義するのに対して、内部スキーマは物理構造を定義するというのはAP受験者の中では割と常識レベルだと思いますが、なぜか僕はこれを逆に考えてました。落としてはいけない問題でしたね。
  • Q.30 - データレイク
    間違いなくAPでは初出題。近年注目されている「データレイク」の特徴を問う問題でした。記憶にないキーワードだったので詰み問でした。こういったトレンド的なキーワードも試験に向けてしっかり把握しておきたいですね。
  • Q.35 - Webサーバ中継
    フォワードプロキシかリバースプロキシかで悩む問題かと思います。この2つは似ていてごっちゃになりやすいので正確に理解するのが大事ですね。一応正解はしましたが、「あれどっちだっけな~」と一瞬なってました。
  • Q.36 - エクスプロイトコード
    APでは初...? SC・SGでは過去出題されていたようです。初見でもエクスプロイト(Exploit)の意味が分かれば絞れますが、英弱なので無理でした。
  • Q.41 - フォールスネガティブ
    検知がポジティブに行われているかネガティブに行われているかを考えればすぐわかる問題ですが、僕は判断基準がポジティブかネガティブかと考えてしまい、イの「感染してないファイルを感染してると判断する」(感染してないっていう自信がないから感染してることにしておこうというマイナス思考)を選んでしまいました。考え方によって逆の意味になるのは怖いです。
  • Q.55 - コールドスタンバイ
    これもなんで落としたんだという簡単な問題でした。僕はイのウォームスタンバイを選んでしまいました。ホット、ウォーム、コールドの順に早く復旧できるので、コールドはどう考えても一番復旧に時間がかかりそうなアですね。
  • Q.71 - ディジタルツイン
    多分新問題。聞いたことないキーワードでした。先進技術の1つで近年注目を集めているITトレンドなんだとか...。キーワードの詳しい説明は省きますが、ggって関連記事を読んでみて良い勉強になりました。本試験問題ではトレンドもしっかり取り上げてくれて勉強になるので、AP合格者であっても定期的に問題をチェックしておきたいですね。
  • Q.78 - 要配慮個人情報
    2017年の改正個人情報保護法で定義された新しいキーワード。名前の通り配慮を要する個人情報を指すのですが、アの申告制なのかエのように予め定められているのか、これも知らないキーワードだったので非常に悩みました。僕はアを選んでドボン。正直僕は「犯罪の経歴」は考慮されるべきかってところで引っかかったんですよね。それは自分が悪いんだから不当な差別を受けても仕方ないんじゃないかと...。これ以上の議論はやめておきますが。
  • Q.79 - 下請代金支払遅延等防止法
    いやあ、これは難しかったんじゃないですかね...? ね? アかイまでは絞れたのですが、また最後の二択で間違えました。「仕様が確定してなかったら未記載でいい」というのは知っていたので、それでついイは違うかなと思ったのですが、確定したあとに口頭で伝えるっていうのがNGでした。よく覚えておきます。
  • Q.80 - 技術者倫理
    ツイッターとかで話題になった問題。僕は学生で実際の現場を知らないので、単純に考えて「公衆の安全」を選んで正解したのですが、現場に携わってる方からすると会社から洗脳(?)されて、アやエのような「コスト重視」を選んでしまうんじゃないかなと...w 安全が一番というのは当然ではあるのですが、何かメッセージ性の強い問題だなと思いました。
午後問題

必須問題と僕が選択した大問についてのみ感想を述べていきます。FEのときは本番で選ばない問題だけ決めてあとは問題の内容次第で選択したのですが、APではほとんど予め選択する問題を決めて望みました(なぜかは勉強法紹介編にて...)。僕は「プログラミング」「組込みシステム開発」「情報システム開発」は選択すると決めていて、あと1つは「システムアーキテクチャ」「ネットワーク」のどちらかにするという感じでした。

※点数は自己採点なのでこの合計と実際の点数は一致しません

  • Q.1 - 情報セキュリティ (必須) (14/20点)
    パスワードの管理策について。簡単じゃんと思いながら解いてたのですが、思ったより低かった...。小問3(2)はRテーブルやソルトについて聞いていて難しいと感じました。設問4は記述の中でも案外簡単で、利用者としてもしっかり理解しておきたいところですね。パスワードの使い回しダメゼッタイ。
  • Q.3 - プログラミング (選択) (18/20点)
    券売機の注文状態を判定するプログラムを作る楽しい問題。試験日の昼食がたまたま松屋だったこともあり、そっくりだなと思いながら解いてました。APのプログラミング問題はFEよりも簡単で、プログラムコードも短くて非常に解きやすいので、プログラミングに苦手意識がないなら絶対選んだ方がいいですね。点数を稼げました。
  • Q.4 - システムアーキテクチャ (選択) (12/20点)
    最初はQ.5のネットワークを解こうとしたのですが、無線LANの知識が乏しすぎて小問1からいきなり詰まったのでコチラを選びました。まあ点数は予想通りというか...w 稼働率は定番パターンで対策してたので点数を取れましたが、設問3(2)(3)の記述で苦戦しました。
  • Q.7 - 組込みシステム開発 (選択) (17/20点)
    過去問で何度やっても高得点が取れる得意分野だったので本番でも迷うことなく選びました。給湯システムをつくっていく問題です。ほとんど知識が必要なくて、問題文を読めば解け、記述も非常に簡単でした。1つやらかしたのが、小問2で答えを小数第2位で切り上げるところを四捨五入してしまったんですよね。これについては「IPAおま...」(自分が悪い)と自己採点時になってました。
  • Q.8 - 情報システム開発 (選択) (13/20点)
    Webサイト開発の問題です。過去にWebサイトを作ったことがあったので選んでみたのですが、凡ミスしすぎて落としまくりました。例えば小問1ではなぜか「レスポンシブ」と書いてしまったり...。小問2(2)ではCSSだと思い、その結果小問3の記述まで間違えてしまうというボロボロぶりです。振り返ればそこまで難しい問題ではなく得点の稼ぎどころでした。

 


 

試験感想編はここまで。次回記事では勉強法や参考書を紹介していきます。

(6月24日19時投稿予定)