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【2019年春期】応用情報技術者試験(AP)に合格した話 (勉強法紹介編)

6月21日正午、ついにSG/FE以外の情報処理技術者試験の結果が発表されましたね! 僕は去年の秋試験でFEを取れたので、今回はAP(応用情報技術者試験)を受験しました。結果無事合格しました!

というわけでFEのときに続き、今回も僕がAP合格に至るまでのプロセスを、APをこれから挑戦しようと考えている方や不合格になってリベンジしようと考えている方に向けて、「合格体験談」としてAPの紹介試験の感想から始まり、参考書や勉強法などを紹介したいと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。

なお当記事は「勉強法紹介編」です。APとはどういう試験なのか、また2019年春試験の内容について知りたい方は先日投稿した「試験感想編」をご覧ください!

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当記事サムネイル

FEの合格体験談については以下記事をどうぞ。

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参考書と勉強法

僕がAPに向けて使ってきた参考書とそれを使った勉強法について紹介していこうと思います。FEと違って結果がアレなので正直参考になるか自信は持てませんが、せっかく合格したので紹介します。

使ったのは次の2冊だけ。1つは午前対策用の教科書みたいなもので、もう1つは過去問題集です。プログラミング関連の本はFEでCなどを選んで合格した方は特別な対策いらないですし、プログラミングが苦手なら避ければいいだけなので必要ないと思います。

また前提的なことを話しておくと、参考書は人によって合う合わないがどうしても発生するので、結局のところ書店などで実際の本の中身をチラ見してみて買うのがベストです。ここで紹介するのはあくまでも参考の1つとし、すぐにアマゾンでポチるのではなく、書店に行って閲覧してから決めてほしいです。参考書選びは試験の結果を大きく左右する非常に重要なところなので、適当に選ぶと大変なことになります。

午前対策:キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 (技術評論社)

午前対策はこれで十分です。APの午前問題はFEの知識を土台として、少し深く突っ込んだような内容になっていて、FEの過去問から引っ張ってきたような問題が出題されることもあるくらいです。

ですから、FEで使ったテキスト(僕の場合は栢木先生の基本情報技術者教室)で対策しても、割と点数取れたりするのですが、それでは少し物足りないので、僕はまた改めてAPの参考書を買うのがいいと思います(FEでもキタミ式を買った人は内容の重複が結構あるみたいなのでいらないかも...?)。

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キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者

当初はAPも栢木先生の本にするつもりでしたが、「栢木先生の応用情報技術者教室」という本は存在しないようで、今回はFE記事であまり好きじゃないと述べてしまったキタミ式を買うことに。

文字と図表がバランスよく配置されたページレイアウトになってて、とても読みやすかったです。個人的に栢木本と並んで有名なキタミ式の方は絵が多くてゴチャゴチャ感があるのであまり好きじゃないですが、この本はとてもスッキリしていました。

【2018秋期】基本情報技術者試験(FE)に合格した話 (参考書・勉強法紹介) - EspLog

こんなこと言ってながらも、まるでファンかのように発売前にキタミ先生のサイン入りの本をアキバでゲットしました。FEの内容はそれほど複雑なものではないのでイラストは余計かなと思ってましたが、APは文字を読んでもなかなか理解しずらい内容が多いので、今回はキタミ式の参考書が試験勉強で非常に役に立ちました。FE記事では好きじゃないとか言ってごめんなさいw

イラストが多いのでボリュームが凄くて、総ページ数は847p、辞書みたいな重さで持ち運びはなかなか大変ですが、イラスト、文字、イラスト、文字と来るので読んでたらいつの間にか寝てましたっていうのがなく、楽しみながらページを進めることができました。イラストのおかげでイメージがつかみやすく印象に残りやすかったです。

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 平成31/01年 (情報処理技術者試験)

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 平成31/01年 (情報処理技術者試験)

 

本の紹介はここまでにして次は勉強法の解説です。僕は試験の約3ヶ月前からこの本を使いました。進め方いたって単純で「読み進めるだけ」。凄いページ数ですが、イラスト多めなのでスイスイ読んでいくことができます。辞書みたいな本なので電車で立って読むのは腕が痛くなりそうですが、カバンに入れて持ち歩く分にはまあできると思います。とにかくコツコツ進めるのみですね。具体的な進め方を以下ご紹介します。

  1. (3ヶ月前~1ヶ月半前) とりあえず1周する
    まずは大変ですが一通り読んじゃいましょう。FE受験から1年以上経っている場合はFEの参考書を先に見直したほうがいいかもしれませんが、僕は半年も経ってなかったのでいきなりこの本から入りました。FEの内容をある程度覚えている方なら、この本でFEの内容も復習できるので、FEの参考書を使う必要はないと思います。読み進める上で大事なことは「暗記」ではなく「理解」を目標とすることです。無理に暗記しようすると時間がかかって終わりません。読んでみて「あっ、なるほどね」と理解したらさっと次のページに移っちゃいましょう。そもそもAPの範囲は膨大すぎて完全に暗記するのは不可能です。
  2. (1ヶ月半前頃) ざっとページを流して付箋を貼っていく
    一通り読んだら、最初からページをパラパラとめくっていって、付箋を貼っていきましょう。付箋の貼るルールですが、僕の場合はピンク・イエロー・グリーン・ブルーという順で苦手ランクを4段階決めて、貼っていくということにしました。このへんは深く考えず直感でいいと思います。理解に時間がかかったページは試験でも詰まる可能性が高いので付箋を積極的に貼っていくべきですね。
  3. (1ヶ月半前~3週間前) 付箋を貼ったページを見直していく
    付箋を貼らなかったページはその内容を完全に暗記してなくてももう見直す必要はないので飛ばしましょう。参考書の2周目は付箋を貼ったページのみ見直していき、より理解を深めていきます。特に自信のないところは2周したあとにもう1回見直す作業をしてもいいと思います。とにかく理解していない内容をゼロしようとすることが大事です。
  4. (3週間前~前日) 過去問を解いた上で抜けてる知識を補完する
    後ほど紹介しますが、3週間前からは過去問に取り掛かるので、ここから参考書はもうAP勉強のメインとして使わず、過去問を解いて「自分ここちゃんと理解してないなー」って思ったところを見直すという形で使っていきました。理解してると思ってても実際問題を解いてみたらあまり理解できてなかったということがあるので、過去問で解いてわかった抜けてる知識を補完する作業も大事だと思います。

過去問題集:パーフェクトラーニング過去問題集 (技術評論社)

過去問題集はFEのときもお世話になった、技評のパーフェクトラーニングです。まずどこの本屋にでも置いてると思いますし、1番売れてるので安心感もありますね。過去18回分の過去問を解くことができます。持ち運びは大変ですが、14回分はPDFファイルをダウンロードして使うようになっているので、お手持ちのPC、タブレット、スマホなどに入れると重い本を持ち歩く必要がなくなり非常に便利です。個人的にはタブレットがオススメです。

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応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

実は過去問自体はIPAの公式サイトで閲覧できるようになっているので、どうしてもお金が厳しい方はそれを解けばいいかもしれません。しかし解説がほとんどないので、基本的には過去問題集を買ったほうがいいと思います。

FEと同様にAPも過去問が他の試験以上に大事です。というのも過去問からの流用が非常に多く、中には過去問からそのままパクったような問題が出題されることもあるから。先ほど紹介したテキストで知識を身に着けたら、今度は過去問を通して試験問題のパターンを覚えていく形になります。

平成31年【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

平成31年【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

 

それでは過去問題集の進め方を紹介します。この本の場合は全18回分の過去問が掲載されてますが、やることは試験本番までこれら過去問をできるだけ多く解くというだけです。もちろん全部解いた方が絶対良いです。

解く順番としては古い順に解くのがオススメです。取り掛かる前に本番までに何回分解くか決めといて、その回数分最新の過去問から遡って、そこから古い順に解いていくといいと思います(例:10回分解くと決めて最新過去問が平成30年(秋)なら平成26年(春)から解く)。なぜこう解くのがいいかというと、過去問からの流用は比較的過去数回分からが多いため、新しい過去問を試験直近に解くことによって、本番に向けて新しい記憶として残しておけるからです。なおAPは過去2回くらい問題形式が変わっているので要注意です(詳細は省略)。

次に過去問の具体的な解き方について僕が実践した方法を解説します。

  • 午前問題
    左ページが問題、右ページが解説というのが基本的な構成です。左ページの問題を解いたら右ページの解答を見て答え合わせという感じで進めていきます。1ページあたりの問題数は2~5問くらいなので良いリズムで集中できると思います。解説は間違った問題を中心にざっと目を通しておきましょう。ただ解いて答え合わせして終わりいう過去問の進め方は何にも身につきません...。また一気に全部解いてから答え合わせをするのもオススメしません。多分解説見るの途中で飽きてきますw そして時間計測ですが、これはする必要ありません。午前問題はすでに受験を経験された方ならわかるように、時間が足りないなんてことはほとんどあり得ない(むしろめっちゃ余る)ので。
  • 午後問題
    午後はFEと解答方式が違うこともあって、FEとは少し違った解き方をしました。まず午後問ページの構成ですが、大問ごとに問題→解説となっています。ページ通り大問ごとに解いて答え合わせしていくのがいいでしょう。解説は間違ったところは読んだ方がいいですが、午前と違ってサッと読み流す程度でいいと思います。午前問と違って解答から得られるものが少ないからです。「問題パターンを覚える」というのが午後問の目的だと思います。

そして午後問の選択問題についてですが、これは工夫が必要だと思います。FEのときは選択問題は全部解けばいいと話しましたが、APの午後問でそれをやるとあまりに負担が大きく、進むスピードがかなり落ちます。僕は最初はそういう解き方をしたのですが、あまりに時間がかかるのでやめました。

というわけで、本番選択しようと思っている問題だけ解けばいいと思います。何を選択するかどうやって決めればいいのかというと、まず1番目の過去問で選択問題の半分を解き、2番目の過去問で残り半分を解いた上で、あとは自分が得意と感じた問題を各回解いていき、適宜変更を重ねていくというのがいいです。苦手と感じた問題は以後の過去問で選択しなくていいですし、得意と感じたならその問題をずっと選択し続ければいいと思います。本番までに選択問題数分の得意分野を作るのがベストです。せめて1つだけでも圧倒的得意分野を作れたら試験は有利になります。

どの問題を選択しようか決まらない方は以下サイトがオススメです。とても参考になりました。

www.qualification-master.work

余談ですが、パーフェクトラーニングの冒頭に出題傾向と対策ポイントというページがあるのですが、結構詳しく分析してるので目を通しておくといいです。あとその次のページに重要キーワードが数ページほど載ってますが、これは試験前日にチェックするのをオススメしたいです。午後問で重要とされるキーワードが沢山載ってます。

【コラム】午後問題対策に何か参考書は必要ないの?

必要ありません

FEと同様に午前問題の内容がただ長文になっただけで特に新しい内容を問われてるわけじゃないので...。午後問の本番までの対策としては先述の通り「問題パターンを覚える」というのがポイントです。これは過去問だけ達成できます。つまり過去問が同時に午後対策にもなっているので、午後対策本を別途用意する必要がないというわけです。

あと予想問題集とかいうのも買う必要ないと思います。

【おまけ】過去問道場 (応用情報技術者試験.com)

試験に向けて是非利用してほしいサイトがあるので紹介します。

www.ap-siken.com

このサイトはAP受験者に向けて様々な情報を掲載しているサイトで、過去問題集の解説や掲示板などがあります。中でも「過去問道場」というWebアプリはAPの過去問題を試験回や分野を指定してランダムに出してくれるもので、スマホ1つで過去問が解けるのでオススメです。スキマ時間も有効活用できますね。

僕は既に解いた過去問のみを選択して、オプション項目の「計算問題を出題しない」「選択肢をランダムに並び替える」にチェックをつけて本番ギリギリまでやってました。

過去問題集を解く時期(3週間前~)にはパーフェクトラーニングと合わせて活用してほしいです。

本番

ここでは試験本番について話していきます。合格を目指すためには試験前の勉強の積み重ねが当然大事で、結果がどうであれこの努力は無駄にはなりませんが、試験本番に最大限のパフォーマンスを発揮することも勿論大事です。

午前

FEと問題形式が全く同じで、問題の難易度もそこまで大差ないので、FE記事で書いたこととほぼ一緒の内容ですが紹介しておきます。

大事なのは「悩まない」「焦らない」の2点です。

いくら過去問で対策しても毎回新しいワードが登場するので、「なんだこれ!?」っていう問題は恐らく数問は出てくると思います。ちなみに2019年春試験は特に新出用語が多かったです。こういった問題と直面したとき、時間をかけようがどうしようもないので、当てずっぽうで選んでしまいましょう。これが「悩まない」です。

そして問題によってサクサク解けたり、面倒な計算を強いられたりしますが、どんな問題でも同じような気持ちで望みましょう。舐めプしたら凡ミスしますし、焦ったらケアレスミスします。本番は気持ちを一定に保って丁寧に解いていくのがベストです。午前試験は時間はあまり気にする必要ありません。これが「焦らない」です。

この2点だけ意識しておけば、十分なパフォーマンスを本番発揮できると思います。

あとはマークした選択肢を問題用紙にメモするのも忘れずに。自己採点したり復習したりするときに役立ちます。これは午後問題も同じです。自信のない解答には問題番号のところを△マークで囲って置くと、「自信ないのに合ってた」「自信あったのに間違ってた」といったことがわかります。後者は要注意なのでしっかり復習しておきましょう。またマークミスには要注意です。

午前試験の時間の使い方ですが、150分教室にいるのが良いと僕は思います。丁寧に解いて丁寧に見直せば丁度良いくらいの時間になります。見直しするときの要注意ポイントですが、選択肢を変更しようか悩んだときは変えないほうがいいです。客観的なデータがあるわけじゃないですが、そういう場合は大体最初に選んだ選択肢が正解なことが多いのです。見直しして点数下げることほど勿体無いことはありません。

午後

FEでは午後問題も時間があると話しましたが、APではあまり余裕ないと思います。ですが焦りは禁物です。「時間に余裕ないけど焦るな」というのは難しいですが、僕が試験本番に行った解き方を紹介します。

  1. まずは大問を一通り目を通す
    選択する大問は先に述べた僕の勉強法の場合決まってると思うので、その大問をまず一通りチェックします。そして解く順番をなんとなくでいいので決めておきましょう。なお簡単そうな大問から解いていくのがオススメです。FE記事では時間がかかりそうな問題から解いていくと述べましたが、これは絶対に焦ってやってはいけない問題(擬似言語やプログラミング関連)があるからです。APの場合はどれも似た感じなので、早く終わりそうな問題から潰しておくのが良いんじゃないかと思います。結局のところこれは好みですが...。
  2. 決めた順番に大問を解いていく
    普通に解いていきます。ポイントは各大問に制限時間を設けることです。単純に試験時間の150分を大問数の5で割って各30分とした方がいいです。30分が近づいてきたら諦めて適当に答えを書いてしまいましょう。時間足りなくて解けなかったっていうパターンは本当に勿体無いので避けたいところです。
  3. 全部解いたら見直し
    見直しは必須ではありませんが、時間が余ればやっておくといいでしょう。午後問題の場合はそこまで重要な作業じゃないと思います。ですが途中退室するくらいなら絶対見直した方がいいです。

そして特に不安なのが記述問題かと思います。僕はそこまで記述問題が得意というわけではありませんが、一応記述問題を解くときに意識していたことも紹介します。

まずはその問題の解答との関連のあるそうなキーワードをいくつか挙げましょう。このとき考えるキーワードは極力問題文に載っているものをそのまま使うのが無難です。次にキーワードを厳選します。文字数制限にもよりますが、キーワードを欲張って沢山使おうとするのはよくありません。最高3つくらいに絞りましょう。あとはキーワードを使って文を作ります。キーワードが決まれば文を作るのは随分簡単になります。

という感じで...。午後はあまり良い点数でなく自分のやり方が正しいといえる自信がそこまでないので、このくらいにしておきます。

最後に

長々と喋ってきましたが、AP合格に向けてとっても大事なことは「コツコツ勉強する」、ホントこれに尽きます。FE記事で述べたことと同じですね。

相変わらず「~時間(普通に考えてめっちゃ短い)で合格」みたいな記事が散見されますが、これは絶対当てにしない方がいいです。人によってある程度知識があったり、もしくは天才だったりで必要とされる勉強時間は様々ですが、基本的には遅くても3ヶ月前からコツコツと勉強を重ねていくというのが、遠回りでも近道でもないシンプルな合格への道のりです。

コツコツ勉強するにあたって重要なのがスキマ時間の活用です。過去問題集以外の勉強(午前対策テキストや過去問道場)はスキマ時間で進めていけます。何かと忙しい生活にもスキマ時間は結構あり、電車に乗っている時間や何か待ってる時間など1日の中で探してみれば意外とあるものです。こういったスキマ時間をしっかり活用できるかどうかが合格のカギになると思います。まあこれはAPに問わずどの試験でもですね。

さて次は10月の秋試験! 令和なって初の試験ですね。FE、APと順調に取れたので、次は高度試験に臨むことになります。何にするかはまだ悩み中...。勉強のモチベは高いのでこれを保っていきたいですね。

それでは皆さん、お互い勉強頑張っていきましょう! 当記事はAP受験者のお役に少しでも立てば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました!

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